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短縮URLサービス『bit.ly』が攻撃サイトとして認定中。SNSでの短縮URLに注意

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
攻撃サイトとして警告が表示されているbit.ly。筆者キャプチャ

原因は不明ですが、現在、短縮URLサービス『bit.ly』が攻撃サイトとして認定されています。攻撃サイトとは、アクセスするとコンピュータに損害を与える可能性があるウェブサイトのことです。

攻撃サイトにアクセスした場合、Firefoxユーザーは「攻撃サイトとして報告されています!」、Chromeユーザーは「アクセス先のサイトで不正なソフトウェアを検出しました。」と警告が表示されるので、警告を無視しないかぎり損害を受けることはありません。

気を付けたいのは『Twitter』や『Facebook』など、短縮URLで投稿する文化が根付いているSNSです。これらのサービスでは、クリックしたリンクにbit.lyが使われている可能性が高いです。

「友人が投稿したURLだから大丈夫だろう」と、警告を無視することはしないようにしましょう。

また、特定のiPhoneアプリやAndroidアプリからだと警告が表示されず、そのまま接続されてしまうこともあります。

bit.lyからの攻撃がスマホにも及ぶかどうかは不明ですが、こちらも気をつけた方が良いでしょう。

ちなみにリンク先が気になる場合、「http://bit.ly/example~」のアドレスを「http://bitly.com/example~」に打ち直すと問題なくアクセスできます。この事態に気付いた新聞社のいくつかは、Twitterなどに投稿している短縮URLをすでにbitly.comに変更しています。

それでは皆さん、良いSNSライフを。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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