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息子じゃない方の「イ・ジョンボム2世」登場 高卒ルーキーがオープン戦打率トップ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
オープン戦打率トップに立つ高卒新人のキム・ドヨン(写真:KIAタイガース)

24日のKBOリーグオープン戦(現地名称:示範競技)は4試合がデーゲーム、1試合がナイトゲームで行われた。

KIAタイガースの高卒ドラ1新人のキム・ドヨン(18)は、キウムヒーローズ戦に1番サードで出場し、2号ソロを含む5打数3安打1打点と活躍。打率を4割8分5厘としリーグ1位を維持している。

キム・ドヨンはヒットも16本でリーグトップ。3盗塁も他の6選手と1位に並んでいる。走・攻・守三拍子揃った右の内野手で、落ち着き払ったその佇まいは、球界のレジェンドでチームOBのイ・ジョンボム現LG二軍監督を思わせる。そのことから「第2のイ・ジョンボム」の呼び声高い。

試合は10-6でKIAが勝利した。

◇3月24日(木)のオープン戦

・トゥサン 2 - 2 LG(チャムシル)

 勝:

 敗:

・SSG 3 - 3 ハンファ(インチョン)

 勝:

 敗:

・KIA 10 - 6 キウム(クァンジュ)

 勝:ロニー

 敗:エップラー

・ロッテ 5 - 6 KT(プサン)

 勝:リュ ヒウン

 敗:ク スンミン

・NC 3 - 4 サムスン(チャンウォン)

 勝:ウォン テイン

 敗:ルチンスキー

⇒ KBOリーグオープン戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

◆「本物のイ・ジョンボム2世は全打席出塁」

キウムのイ・ジョンフ(23)はKIA戦に3番センターで出場し、四球2つとヒットで3打席すべて出塁。5回裏にベンチに下がった。イ・ジョンボムの長男「本物のイ・ジョンボム2世」のイ・ジョンフも6年目のシーズン開幕に向けて準備を進めている。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

LGツインズ戦での出場はなかった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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