｜6月でも最高気温は20度！快適に森の中を走れる

　3年ぶりに開催される「千歳JAL国際マラソン」。6月の都内は梅雨時期であり湿度も高く、平均気温が26度、長く走るには熱中症のリスクが高くなる時期。一方、梅雨のない北海道、マラソン開催地の千歳は最高気温の平均が20度、更にコースは森の中を走り抜けるので、日差しを直接受ける場所が少なく走りやすい。スタート会場も新千歳空港（羽田から1時間40~45分のフライト）から二駅の千歳駅で、駅から1.5km。勿論千歳駅周辺はホテルも充実しているので、非常に便利の良い開催地です。

｜高低差155mの未舗装のコース

　「千歳JAL国際マラソン」のコースは、千歳にある青葉公園からスタート（9時40分から10分毎のウエーブスタート、最終スタートは10時20分）しますが、通常のマラソン大会と違い、未舗装の路を走り始めます。2km程度進むと私有地に入り、マラソン参加者しか体感出来ないコースへ、ここから前半上り、後半下りの高低差155mのアップダウンを走ります。しかもスタートから4km過ぎに訪れる急勾配な下り坂は、大会のコースマップに記されない一瞬の出来事なので、ここで怪我をしないように！

※千歳JAL国際マラソンコース動画

｜34kmまでは未舗装、残り8kmから舗装路

　4km付近の下りを過ぎると、22kmをピークに上りが続き、34kmまでは下りを中心のアップダウンに、34km過ぎからサイクルロードを走りますが、私有地である未舗装からバイパスを横断するので、状況によって車の往来待ちになります。未舗装から舗装されているサイクルロードは疲れのあるランナーには脚へのダメージが大きくなる箇所です。

｜サイクルロードを抜けると登りと横断歩道が！

　千歳JAL国際マラソンは、車道を走らないコース。通常のマラソン大会の多くは、大勢のランナーが走るため、車道を走ることがほとんどですが、この大会はサイクルロードを抜けると広めの歩道を走ります。ここから若干上るが辛いところ、そして40km付近は、横断歩道を渡ります。トップランナー以外は信号待ちが訪れるので、200m手前から看板も出て信号を確認しスピードコントロールして走るのもゴールする鍵です。

｜帰りも楽々！東京へは1時間40分のフライト！

　ゴール千歳市スポーツセンターは、更衣室は勿論、出展・飲食ブースがあり、ゴール後も盛り上がっています。2019年までは更衣室付近にシャワールームも存在。更に千歳駅までの無料シャトルバスも運行を予定しています。千歳駅周辺にも銭湯があり汗を流して帰れます。

　マラソン後の充実ぶりは空港にも、空港には「新千歳空港温泉」があり空港で汗を流すことも、羽田へは21時発の便も多く（羽田に23時以降着)、空港でグルメも満喫できる。

　千歳JAL国際マラソンは、思い出に残るコースであり、北海道旅行にもなる一石二鳥の大会。エントリーは3月27日までですが、来年以降機会があれば是非参加して欲しいおススメ大会です。