WBCミドル級チャンプのカムバック戦に選ばれた元WBA暫定スーパーライト級王者
32戦全勝22KOでWBCミドル級世界チャンピオンの座に就きながら、2年5カ月のブランクを作ったジャーモール・チャーロ(33)。11月25日のカムバック戦の相手に指名したのは、ホセ・ベナビデス・ジュニア(31)だった。
先日、ベナビデスが練習を公開し、メディアの質問に応じた。
「このようなチャンスを頂き、心から感謝している。とても気分が良い。チャーロはペラペラ話すんだろうが、俺は言葉ではなく拳で語る。ヤツがどんな言い訳をしようが気にしない。彼は試合の夜、本当のパンチャーがどんなものなのかを知ることになるだろう」
元WBA暫定スーパーライト級王者であるベナビデスにとって、ミドル級でのファイトは2戦目だ。サイズへの不安は無いと言い切る。
「これまで180パウンドで動き回っていた。2022年7月30日にダニー・ガルシアと戦った時、20パウンドも減量しなければならなかった。今は心身ともに充実しているよ。
2018年10月13日にテレンス・クロフォードに挑戦した折、14歳の時から戦ってきたのと同じ階級だった。クロフォードはワールドクラスのファイターだったよ。ただ、誤解しないでほしい。このウエイトは実に快適だ。俺は常に自分より大きな選手とスパーリングをしてきたが、今こそ自分の時だと感じている」
ブランクのあるミドル級王者については次のように述べた。
「私を選んでくれたことに、本当にお礼を言う。彼は正しい選択をした。ボクシングの素晴らしさを味わう夜になるだろう、私たちは二人共、当日に向けて懸命にトレーニングしている。
チャーロは自分に自信が無いのさ。彼は完全にメンタルを壊された。俺がリングに入ったら何が起こるかを見てくれ。暫くの間、厳しいトレーニングキャンプをこなしてきた。だから、迷いなくリングに上がれるんだ。
前回の試合(2023年8月12日)ではミドル級にアップして良い感覚を持った。今回の戦いに向けて、強い気持ちを持つことができている」
弟の前座を務めるベナビデスは、勝利を収められるか。