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今、流行のヴィーガンってどんなもの?食ベて身も心もほっこり癒されてみませんか【神戸市・イダキカフェ】

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

ここ最近「ヴィーガン」という名前を耳にすることが増えて来ましたね。改めてどういう食べ物のことを言うのかと聞かれたら、ベジタリアンの仲間かなぁと答えてしまいそうですが、皆さんはご存じでしょうか。

肉、魚、卵、乳製品、蜂蜜などを取らないそうなのですが、出汁にそれらのエキスが入っているのもヴィーガンではNG。モデルさんなどでもヴィーガンの人が多く、おしゃれなライフスタイルの代名詞にもなってきているようです。

外国人のお客さんも多いイダキカフェ、お洒落カラフルな店内
外国人のお客さんも多いイダキカフェ、お洒落カラフルな店内

今でこそ日本でも定着してきていますが、イダキカフェがオープンした10年ほど前は、そこまで市民権を得ていなかったというヴィーガン。

「カフェをやリたくて、最初からヴィーガンメニューを考えていました。経済中心の金もうけ主義から離れたくて、そんな世の中の歯車にならないよう何でも自分でやる事で労力をまかないたいと思って」と、店長の坂本さん。

そんな考えもあり、お店で出す野菜などの多くは自分の畑で、そしてコーヒー豆の焙煎などもカフェ内でやり始めたのですが、今ではそうやっているのが楽しくて結果として長く続けられると思ったそう。

今月の月替りスペシャルプレート。おかずに、玄米、汁物、サラダ付
今月の月替りスペシャルプレート。おかずに、玄米、汁物、サラダ付

さっそく、今月のスペシャルプレートをいただいてみました。豆腐のおとし揚げのふんわりトロリ食感と、レンコンチップスの凝縮された旨みに驚きです。畑で採れたお野菜もシャキシャキ新鮮。

もっちりした玄米は噛めば噛むほど甘みが出てきて、粕汁は優しく身体に染み渡ります。食べながら身体がゆっくりと緩んでいくような、そんな感覚がありました。

デザートもヴィーガン。サクサクしたクランブルのリンゴケーキ
デザートもヴィーガン。サクサクしたクランブルのリンゴケーキ

ヴィーガンメニューだからといって、お客さんは限定されません。昔はナチュラル系のお客さんが多かったそうですが、今は若い人たちがお洒落の一部のような感覚でヴィーガン食を楽しんでいるところもあり、誰もが気軽にここへやって来るのだそう。

「自分は特にヴィーガンという訳ではなく、何でも美味しくいただいています。自分が美味しいと思うところの味付けでやっているので、ヴィーガンでない人でも食べやすいのではないかと。」坂本さんはそう言います。

少量用のコーヒー豆ロースター。温度を上げて準備中
少量用のコーヒー豆ロースター。温度を上げて準備中

店内のゆったりした時間に身をゆだねながら食事を楽しんでいると、コーヒーを焙煎している香りが漂ってきました。豆の様子を伺いながら、少量づつ焙煎していく作業。手間を惜しまずその時間をも楽しんで…そんな空気感がこちらまで伝わってきます。

前回、私はここに夕方頃に来たのですが、外国人のお客さんが一人の時間を楽しんでいたのがとても印象的でした。夜も同じメニューがあるので、混み合うランチ時間を外してカフェタイムや夜ご飯でゆっくりするのもいいですね。

いろんなタイプの座席があって、それぞれの雰囲気を楽しめる
いろんなタイプの座席があって、それぞれの雰囲気を楽しめる

カウンター席からは外の景色を楽しめるので、ひとりで行っても居心地よく時間を過ごせますよ。外はそろそろ秋の気配、ほっこりと心安らぐ空間で癒やされてみてはいかがでしょうか。

イダキカフェ

イダキカフェインスタグラム (外部リンク)
イダキカフェホームページ (外部リンク)
tel:078-335-0520
open 11:00 close 20:00(LO19:00) 
木曜・定休日
住所:神戸市中央区三宮町3-6-6 大栄ビル2F
Google マップ (外部リンク)

撮影協力:イダキカフェ

旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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