【川崎市中原区】武蔵新城のおしゃれな貸し農園 何の野菜ができて、どんな体験ができる?
中原区内を全部歩いて記事を書く、オリテアガルです。
前回の武蔵新城駅からの街歩きで見つけた貸し農園の「ベジランド川崎」に行ってきたので、レポートします。前回見つけた、このおしゃれな建物。こちらがベジランド川崎です。
ベジランド川崎とは
今回、案内してくださったのは「ベジランド川崎」のオーナーの原さんです。農地がどんどんマンションなどの宅地になっていくのを見て、「農地のままでも土地を守れる」モデルケースにしたいと、貸し農園を始めた女性です。気さくに中を案内してくださいました。
畑の中から見た同じ建物です。デザインをあわせた椅子も配置されたテラスがあり、外でものんびりくつろげそうです。カフェも併設されていて、カフェの飲み物を持って椅子でひと休みもできます。
建物から見て畑の向こう側にある休憩スペース。
この日は、ノートパソコンを持ち込んで作業されている方もいました。ベジランド川崎は利用の時間制限がなく、畑仕事以外にもパソコン作業やランチなど、思い思いの過ごし方ができます。
野菜の育て方をぜんぜん知らない人でもできる?
作物を育てるために必要な道具類などは、すべてベジランド川崎内に揃っていて「手ぶら」で行けます。そうは言っても、野菜の育て方をまったく知らないで、畑でうまく育てられるでしょうか? 原さんに聞いてみました。
原さん:「セルフ、ベーシック、プレミアムと3つのコースがあります。セルフはご自身で自由に作物を育てたい方向けです。野菜づくりが初めての方は「ベーシック」をお選びください。基本作業については最初に説明があり、個々に「作付計画」が作成され、「野菜別作業内容」を見ながらスタッフに教えてもらいつつ育てていけるのが「ベーシック」コースです。プレミアムコースは、なかなか来園できない方のサポートしたり、畑の様子を毎週写真でお知らせするコースです。」
畑の初心者で、かつ頻繁に時間がとれそうにない時でも安心ですね。倉庫の中の道具もとてもきれいに管理されていて、いたれりつくせりの貸し農園なのです。
どんな野菜が作られている?
野菜の種類はさまざまで、今は夏野菜が作られています。スイカやきゅうり、トマトなど収穫されたあとが目立ちます。
原さん:「きゅうりやトマトの時期は終わり、今はナスの収穫期です。そして今は、秋冬野菜の準備に入らないといけない時期です。夏野菜は少しくらい遅れても育ってくれますが、秋野菜は植え付け時期が少し遅れても成長に影響してしまいます。」
この花は何の野菜の花だと思いますか?
原さんが、きれいな花を見せてくださいました。何の野菜の花だと思いますか?
答えは「オクラ」です。
よく見ると、花の下にオクラができているので、気づいたかもしれません。ハイビスカスのような形で、フラワーショップにあってもよいくらいの、きれいな花で、オクラの花がこんなだとは思いもしませんでした。
ナスは数種類ある
りっぱなナスがたくさん実っていました。ナスはよく見かけるこの形のナスのほか、丸いのや白いナスなどもありました。
ピーマンやししとう
この時期、ピーマンやししとうもたくさん実っています。
農園内の様子
この日は日曜日ということもあってか、ご家族で、ご夫婦で、またはお一人でのんびりと、さまざまな楽しみ方をする人たちが来園していました。
収穫を終えた畑をきれいにして、耕しているご夫婦もいました。土はフカフカになります。ネットで覆って大事に育てている苗を、お二人で見せてくださいました。
まだまだある豊富な野菜の種類
3つあるコースのうち、「セルフ」を選んでいる人たちは、自分の好きな野菜を植えているので、めずらしい野菜もあります。
こちらは四角豆。
この花が咲いているのは山芋です。どっさり収穫できそうな予感がします。
たくさん植えられている枝豆。畑は荒木田土といって特に枝豆に適しています、と原さん。味が濃くなると聞いたことがあります。食べる時が楽しみです!
他にも、ハーブやにんじん、トマト、スイカ、さといも、唐辛子類など、じつにいろいろな種類の野菜が育てられていました。
時々農園にきて、野菜の世話をしたり、収穫したり、お弁当食べたり、お茶したり、そんな休日で身も心も癒されそうでした。
始めるには?
ベジランド川崎で、野菜を育て始めるのは、いつからでも始められるそうです。スタッフが空いている畑で育てている野菜を引き継ぐことができるとのことでした。ただ、先ほども出てきたように、今ならちょうど秋冬野菜の植え付けの時期なので、ちょうどよいです。どうせなら、植え付けから始めてみてはいかがでしょうか?
さて最後に、ベジランド川崎では一緒に農園を運営してくれる仲間を募集中とのことです。スタッフ用の畑も用意されているので、楽しみながら働けそうです。