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初出場初ゴールのモーベルグら北欧の三銃士揃い踏みのゴールで、浦和レッズが磐田に大勝

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第5節。浦和レッズは前節、サガン鳥栖に破れて今季4敗目を喫して、リーグ優勝を目指す上でこれ以上は負けられない状況の中で、ホーム埼玉スタジアムにジュビロ磐田を迎えての一戦となった。メンバーは、怪我で出遅れていたFWキャスパー・ユンカーが今季初のスタメン起用。新外国人選手のダヴィド・モーベルグもベンチスタートとなった。

試合開始からレッズが怒涛の攻撃を仕掛ける。6分、右サイドをDF酒井宏樹が駆け上がると中央にクロス。このクロスにFWキャスパー・ユンカーが合わせてシュートを放つもGKのビックセーブで防がれた。しかし、この流れで得たCKから、DF犬飼智也がヘッドで合わせて早々に浦和レッズが先制点を決めた。

犬飼選手は「本当にスカウティング通り、狙い通りのゴールでした。素直に嬉しかったですし、今日は選手がチームに勢いをもたらすべきだと思っていた」とゴールを喜んだ。

10分には、江坂が相手DFから高い位置でボールを奪うと、中央にいたFWキャスパー・ユンカーにパス。ユンカーのシュートは一度はGKで防がれるも、ユンカーがこぼれ球を再びテクニカルに操ってボレーシュートを放ち、このボールがゴールネットを揺らして追加点。ユンカーの今季初ゴールで、浦和レッズは2-0とした。

しかし14分には、ジュビロ磐田もゴール前でのFKから鈴木雄斗がヘッドで合わせて追撃の1点を決めた。これで勢いづいた磐田だったが、35分にはMF伊藤敦樹がペナルティーエリアで倒されて浦和レッズがPKを獲得。これをDFアレクサンダー・ショルツが決めて、3-1と浦和レッズが突き放した。前半は3-1と浦和レッズが2点リードをして折り返した。

後半、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は頭にユンカー、関根に替えて、ダヴィド・モーベルグ、明本考浩を投入した。そのモーベルグがいきなり仕事をする。47分にモーベルグが中央を突破すると、DF3人に囲まれながらも、そのまま左足を振り抜いて4点目を決めた。

初出場で初ゴールのモーベルグ選手は「皆さんから僕のストロングポイントをよく聞かれたが、それを今日は表現できた。もっともっと良くなる」とゴールを喜んだ。

試合はこのまま終了して4-1で浦和レッズが勝利した。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「今日は良い試合が出来たと思います。試合でやりたいことがしっかりと表現できた。こういった勝ち方をしたことによってチームは大きな自信を得たと思いますし、今後もこういった形でチーム一丸となって、連勝していけるように1つ1つ進んでいければと思います」と、試合を振り返った。

北欧の三銃士が揃い踏みのゴールで勝利した浦和レッズ。来週は日本代表戦がある、インターナショナルマッチウィークのために試合がないため、調整の時間が充分に取れるスケジュールとなっており、この勝利から立て直すきっかけとしたい所だ。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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