自殺か 審判買収で執行猶予中の全北現代スカウト ホームスタジアムのスタンドにて遺体で発見される
審判買収事件で執行猶予中のKリーグ元クラブスカウトが遺体で発見。それもスタジアムで。
韓国から衝撃のニュースが飛び込んできた。
「聯合ニュース」など韓国各メディアはKリーグのトップチーム全北現代の前スカウトA氏が16日、全州ワールドカップスタジアムの西側2階席にて遺体で発見されたと報じた。
午前7時54分ごろ、クラブ職員がスタジアム内にあるクラブ事務所から休憩がてら外に出た際にスタンドで遺体を発見したという。現場で首に縄がかかった状態で倒れており、同職員がすぐに警察に通告した。
この元スカウトは、全北現代に勤務していた2013年にKリーグの審判に対し500万ウォン(約50万円)相当の金品を贈与し、勝敗に関する便宜を図っていた。昨年5月にこれが発覚。一審では釜山の裁判所から懲役6カ月、執行猶予2年の有罪判決を下されていた。疑惑をかけられたことを機に元スタッフはクラブを退職していた。
韓国メディアが警察側に取材した内容によると、遺書は発見されていない。また場内CCTVにも他者は撮影されておらず、自殺の可能性が高まっている。
全北現代はこのペナルティーとしてアジアサッカー連盟から今季のアジアチャンピオンズリーグ出場権はく奪を課されていた。また昨年のKリーグでは勝ち点9マイナスのペナルティを課され、結果的には優勝をFCソウルに優勝を譲った。
今季のACLでは上記ペナルティにより、昨季リーグ戦4位の蔚山現代が繰り上げで出場。Jリーグチームの対戦相手が変更される事態もあった。
※韓国での報道に基づき、当事者の氏名は匿名としました。