【階上町】フノリ採り体験に行ってきました!お土産もあるよ!
こんちは、階上町ご当地ライターのサイアジです。
今回は階上町の大蛇地区と小舟渡地区で毎年行われている“フノリ採り体験”に参加してきました。
フノリ採り体験は毎年3月に行われている恒例イベントで、すでに10年以上の歴史があり、小学生以上であれば誰でも参加可能です。(要事前申込み/1人500円)
今回(3月12日)の参加者は31名でした。
2023年は本日と26日の2回開催となっており、26日の分は22日まで申し込みを受付けているとのこと!
申込方法:・電話予約後、参加申込書の提出
・階上町HP内の申込みフォーム
お問い合わせ:階上町産業振興課
水産グループ 竹花さん
TEL 0178-88-2116
平日8:15~17:00
フノリについて
フノリ(布海苔)はフノリ科フノリ属の海藻の総称で、主な種類にマフノリ・フクロフノリ・ハナフノリの3つがあるってご存知でしたか?
熱い汁に入れると特有のとろみが出て、体を内側からしっかりあたためてくれるので、味噌汁の具材として確固たる地位を築いています。
フノリの旬は1~3月とされ、体(袋状の部分)が小さいほど味は良いとのこと。
3月ともなればある程度成長して大きくなってはいますが、自分で採ったフノリが美味しくないわけがない!
それから、フノリと一緒に採取できる海藻にツノマタ(マツモ)があり、こちらも味噌汁との相性はもちろん抜群。
ボイルしてから酢味噌であえるもよし、酢味噌が苦手なら天ぷらにするもよし。
なお、これらの海藻は貴重な海の資源ですから、勝手に採取すると密猟になるので絶対にやめましょう!
フノリ採り体験、開始!
アナウンスしている役場の方を見てわかる通り、現地はなかなかの強風が吹いていました。
3月といえども風はまだまだ冷たいので、カメラを持つ手がキンキンに冷えます。
ん~ホッカイロ持ってくればよかった!!
ガイダンスが終わるやいなや、参加者の皆様は続々と海岸へ。
制限時間40分1本勝負。
採って採って採りまくるのだ!!
ちなみにフノリの採り方は、
- フノリを目視
- むしる
- カゴにいれる
このようにとても簡単なので、小学生のお子様でも大量採取が可能です。
大量ゲットのチャンス到来。
一心不乱にむしります。
見渡す限りフノリフノリフノリ。
右を見ても左を見てもむしってます。
見事なむしりっぷりに圧倒された初参加の私は、潮溜まりを覗いて小休憩。
すると、荒谷生産部の横道さんがあるものを発見しました。
ウニなので、もちろん採取は禁止ですよ。
ビッチビチに群れていますが、もう少し大きくなったら沖の方に放すのだそう。
ちなみにこの子たちは自然繁殖らしく、階上の海の豊かさをあらためて実感しました。
「あと5分ですよ~」のアナウンスを聞き、そろそろ戻ろうかと思った矢先…
良さげなフノリの群生地を発見!
少し大きくなってきていますが、全然OK!
プチプチと小気味いいむしり心地が最高です!!
フノリ採り体験を終えて
心ゆくまでフノリをむしった猛者達が、ゆっくりと海岸から上がってきました。
もはやカゴに収まっていないフノリ。
「味噌汁にしたら何日分なんだろう?」などと考えつつ、おとなり大蛇漁港内の作業場へ歩いて戻ります。
作業場ではフノリの洗浄作業と、お土産の受け渡しがありました。
お土産はふのりドーナツと階上町キーホルダーの2点セット。
500円でフノリを採れて、さらにお土産まで貰えるなんてちょっとすごくないですか?
10時半から1時間ちょっとの短い間でしたが、これほどに充実した時間を過ごせるとは…。
フノリを侮るべからず!
横道さんを始めとするスタッフの皆様、本日は寒い中いろいろとありがとうございました!
階上冬の漁業フノリ採りを、皆様もぜひご体験ください。
階上町 フノリ採り体験
次回開催 2023年3月26日(日) 10:30~12:00
集合場所 小舟渡海岸
参加対象 小学生以上の方 30名
(定員になり次第締め切り)
持ち物 防寒具(濡れてよいもの)、長靴、軍手またはゴム手袋
※感染症対策のため、マスクの着用をお願います。
※小学生の方は保護者の同伴が必須です。