生徒さんがやってしまう間違い【彼、あまり言わないのよね~は He doesn't sayではない!】
【主人って言わないのよね~。】と英語ではなんと言うでしょう?
ある生徒さんがご主人のことについて英語で話していたときのこと。
現在、ちょっと大変な状況にいるそうですが、日ごろから「しんどい」とか「大変」「つらい」などということを、口にだして言うことはしないご主人だとか。
その生徒さん
My husband doesn't say.
と話されました。
私の反応は?
Your husband doesn't say......WHAT????
「ご主人がなに???」でした。
「主人って言わないんですよね」というつもりで
My husband doesn't say.
と言ったようです。
「主人ってあまり(そういう自分の気持ちを)言わないんですよね」ということを伝えたかったようです。
日本語としては、「主人って言わないんですよね」だけでも意味はわかります。
直訳英語の違和感
My husband doesn't say.
たしかに、
主人→husband
言わない→doesn't say
と、必要な単語を使ってはいます。
ですが、この英文だと不十分で、何を言いたいのか意味不明な文にきこえます。
あえて日本語にしてみると。
無理やり日本語訳にあてはめてみます。
My husband doesn't say.
主人が言わないのは~、
これですと、中途半端な感じがわかるかと思います。
ちょっと、座り心地が悪いイメージです。
なにが足りないのか?
「『なにを』言わないのか」にあてはまるものが入っていないのです。
具体的な文章でなくてもいいので、なにか単語をいれて文章を終わらせる必要があります。
どんな単語?
否定文ですので、anything (なにも)を入れてみましょう。
My husband doesn't say anything.
主人はなにも言わないんです。
これで、まずは英文として成立します。
たったこれだけです。
前後の話の流れで、ご主人はあまり自分の気持ちについては語らないのだなとある程度、理解できます。
もうすこし深堀り
なにも言わないといっても、何について言わないのかを表現したほうがいいです。
「自分の気持ち」というのを追加すると、文章としてはっきりします。
では、どう言ったらいいでしょうか?
He doesn't say anything about his feelings.
これでもいいのですが、もう少し考えてみましょう。
Talk や express を使ってみる
ご主人はご自分の感情については、あまり多くを「語らない」タイプの方のようです。
この語らないというのがポイントです。
say の代わりに talk を使います。
He doesn't talk about his feelings.
He doesn't express his feelings.
こちらのほうが、表現に広がりが感じられますね!