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HONDAに聞いた、N-ONEのおすすめグレードは?

矢田部明子自動車ライター

デザイン、走行性能、利便性も◎。よし、購入するぞ!と思っても、次に選ばなくてはいけないのが「グレード選び」。同じように見える車でも、グレードによって付いている装備や、走行性能が違うという車種もあります。また、グレード選びの難しいところは、装備が沢山付いているグレードの方が良い!というわけではないことです。「とりあえず一番良いグレードにしたけど、この機能1回も使わなかった」ということがあっては勿体無い。大事なのは、自分に合ったグレードを選ぶことなのです。とはいっても、グレード選びって色々あって難しい…。ということで、メーカーの方に詳しく聞いてきました。ぜひ、購入の時の参考にして下さると嬉しいです!

今回は、売れてる軽自動車「N-ONE」のグレードをチェック!この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、宜しければ参考にしてみてください↓

N-ONEは大きく分けて3グレード

安全機能&室内の広さなど基本的なことは変わらず、キャラクターが違うのが特徴です。では早速みてみましょう↓

Original

オシャレなCafé でお茶を楽しむような、30 代~40 代 女性 がコンセプトになっています。

159万9400円 ~ 173万2500円(それぞれメーカーオプション価格を除く・全て税込価格)
159万9400円 ~ 173万2500円(それぞれメーカーオプション価格を除く・全て税込価格)

鉄チンホイールがレトロな雰囲気を醸し出しています。

鉄チンホイールはoriginalグレードだけ
鉄チンホイールはoriginalグレードだけ

コロンとしたフォルムが目立つデザインになっていて、可愛らしいです。

Premium

Premiumグレードのみ、Premium/Premium Tourerの2タイプから選択できます。夫婦2 人で元町の老舗ブランドショップへ出掛けるような40 代~50 代 男女がコンセプトになっています。

177万9800円 ~ 202万2900円(それぞれメーカーオプション価格を除く・全て税込価格)
177万9800円 ~ 202万2900円(それぞれメーカーオプション価格を除く・全て税込価格)

どちらもキャラクターの方向性は一緒で、外装は横にワイドなグリル&シルバーのアクセントが高級感、大人っぽさを演出しています。内装は、上質でシックな感じに仕上がっています。

黒を貴重とした、落ち着いた雰囲気
黒を貴重とした、落ち着いた雰囲気

RS

RS エンブレムが光ったり、アルミ製のシフトノブなどスパルタンでスポーツカーを思わせるデザインです。また、本格的な走りも魅力で、クルマ好きユーザーにオススメグレードです。

199万9800円(それぞれメーカーオプション価格を除く・全て税込価格)
199万9800円(それぞれメーカーオプション価格を除く・全て税込価格)

スパルタンな内装も魅力的
スパルタンな内装も魅力的

各々の人気カラー

Original

プレミアムアイボリー・パールⅡ

Premium/Premium Tourer

ブリティッシュグリーン・ パール

RS

プレミアムイエロー・パールⅡ&ブラック

抑えておいた方が良いポイントとしては、グレードによって設定されているボディカラーのラインアップが違うので要注意です!

オリジナル、プレミアム、RSのグレードは大きく分けて4つ

Original

コンパクトボディーに広く使いやすい室内空間を併せ持ったベースのグレード

Premium

Originalグレードに遮音機能付フロントウィンドウガラス、ドアミラースイッチ照明が追加されるなど、装備が充実したグレード。

Premium Toure

エンジンがターボに変更、タイヤが1サイズ大きくなるなど走行性能がup。装備もPremiumより充実しています。

タイヤが1サイズ大きくなり、走りも充実
タイヤが1サイズ大きくなり、走りも充実

RS

Premium Toureの走行性能に6MTが選択可能になり、より本格的な走りを楽しめる仕様になります。ブースト計、Gメーター RS専用本革巻ステアリングホイール などRSならではの装備が増えます。

走りについて

全グレード共通プラットフォーム/パワートレインを採用しているので、大きな差異はありませんが…… 

RS、めちゃくちゃ楽しかったです!
RS、めちゃくちゃ楽しかったです!

RS に関しては、試乗してみて個人的にかなり違うと感じました。あまりにもキビキビ走るので「同じN-ONE?!」と、あまりの違いにビックリしたくらいです。

Premium/Premium Tourerに関しては、Premium Tourerの方がターボ搭載車のためトルクがあるので、高速道路などを走る機会が多い人はPremium Tourerの方が良いと思います。

N-ONEは、松竹梅と値段に差をつけてグレードを分別する&装備差で分別するというより(もちろん、価格の高いグレードの方が装備は良いですが、そこまではという意味)、ユーザーのこだわりに合わせてグレードを選ぶようになっています。

安全機能は?

安全機能のうち、これとこれだけは付ける!というような細かい選択をするのではなく、安全機能がギュッと詰め込まれたパックが全グレードに標準装備されています。

ここは注意!

RS 6MT には「誤発進抑制機能」「渋滞追従機能付 ACC<アダプティブ・クルーズ・コントロール>」「後方誤発進抑制機能」は装備されていません。この機能がなくては運転が怖いという人は、このグレードは選ばないで下さいね♪

人気のあるディーラーオプション、トップ 3は?(全グレード合算)

ナビ/ドライブレコーダーあんしん PKG

アームレスト 運転席用/フック付

フューエルリッドガーニッシュ

となります。ホンダアクセスという会社がN-ONEの純正用品を開発しているので、レパートリーは豊富です。

ちなみに、N-ONEにはメーカーオプションはありません

みんな違って、みんな良い

価格の高いグレードの方が装備が標準装備され充実していますが、そこまで大きな差はありません。ナチュラル・シンプルなテイストならば Original を。高級感を求めるならば Premium を。走りを求めるならば、RS をといったように、自分の乗りたいキャラクターによって値段が変わるといった感じです。価格が上がれば利便性が良くなる、走りが良くなるというわけではないので、自分のライフスタイルに合うN-ONEを見つけるのがベストです。

ただ、MT 車を希望される場合はRS のみの設定となるため、MT車を希望する人にはRSがおすすめです!

自動車ライター

幼い頃からガンダムが好きで、ロボットや車に興味を持つようになる。その後、工業高等専門学校に入学し、物質工学・機械工学など専門工学を学ぶ。現在は自動車雑誌など多くの媒体で執筆。愛車はランドクルーザー76でオフロードコースを走るのが趣味。

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