人生に疲れた人へ。ブッダの名言「悲しみは欲求から生まれる…」英語&和訳(偉人の言葉)
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はブッダ(釈迦)の名言をご紹介します。ブッダ(紀元前566年頃~紀元前486年頃)は古代インドの宗教家で、仏教の創始者として知られています。
今回は人生に疲れた人に届けたいブッダの名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
人生に疲れた人へ。ブッダの名言「悲しみは欲求から生まれる…」英語&和訳(偉人の言葉)
「悲しみは欲求から生まれる。恐怖は欲求から生まれる。欲求から解放された者に悲しみはない。恐怖も同じこと」
ブッダ(古代インドの宗教家)
欲望とは恐怖。全ての不幸を受け入れたとき人は強くなる。
不幸とは何か。お金がないこと、恋人がいないこと、孤独であること。自らの欲望が満たされないこと、それが不幸なのだと、そう思っている人が多いのではないかなと。
お金を失うこと、恋人を失うこと、一人になること。それは恐怖ですよね。欲望とは恐怖なのですよね。欲望があるところに安らぎはないと。
失うものがないとき、人は強くなりますよね。
この世の全ての不幸、孤独も貧乏も、全部自分が引き受ける。お金も地位も名声も、そんなものはいらないと、そう思うと気持ちが楽になるのですよね。怖いものがなくなる。
もし自分が不幸を受け入れたとき、それによって他の誰かの不幸を肩代わりできるのならそれでいいじゃないかと。
人のために生きる
病気、けが、事故、災害。人が何歳まで生きるか。自分の寿命は自分では決められませんよね。どんなに健康に気をつけていても、災害に巻き込まれる。事故に遭う。命を失うことはある。
そして寿命が来るまでは死ぬこともできないのですよね。私は30歳のとき年収が6000円だったのですよね。仕事もない、お金もない。毎日不安で、これからどうやって生きていけばいいのだろうと。ただ、今でも私はここに生きている。誰かが助けてくれるのですよね。
寿命は神様が決める。その寿命が来るまでは死にたくても死ねないのだと。
私はキリスト教、仏教、何の宗教も信仰していないのですが、神様の存在は信じているのですね。
神様というのは人間よりも上位の存在なわけですよね。であれば、この世に生きるどんな人よりも神様は優しく、思いやりがあるはずなのですよね。
神様が人に与えるもの、それは全てその人にとってプラスになるもの。マイナスになるようなものは決して与えない。それは死を含めて。
今自分がここに生きているということは生かされているということ。守られているということ。
せっかく守ってもらっているのにその命をまたさらに自分を守るために使う。「自分さえ良ければいい」という生き方をする。それはもったいないですよね。
守られているのであれば、その時間、その命は他の誰かの幸せのために使うべき。人が生きる意味というのは人のために生きることにあるのだと。
人生に疲れた人へ。「幸せ」に関する世界の偉人の名言3選
いかがでしたでしょうか?今回はブッダの名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『ブッダ(釈迦)の名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、ブッダの名言を60句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『「幸せ」に関する名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、「幸せ」に関する世界の偉人たちの名言を41句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「幸せ」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇である」
チャールズ・チャップリン(イギリス出身の喜劇俳優)
「誰かのために生きてこそ人生には価値がある」
アルバート・アインシュタイン(ドイツ生まれの理論物理学者)
「幸福への道は一つしかない。それは自分の力ではどうにもならないことについて悩むのをやめることである」
エピクテトス(古代ギリシャの哲学者)
お読みいただき、ありがとうございました!