【富士宮市】夏の登山シーズン到来!安心して登山を楽しめるのは『富士宮山岳会』の道路整備があってこそ!
『富士宮山岳会』は温泉山行、スノーシュー山行、高山植物鑑賞山行から夏の日本アルプス縦走、雪稜登山、岩稜登山、アイスクライミング、岩登り、海外の山まで、個人の好みに合わせて「山」を楽しむ登山愛好家のスポーツ団体です。
一方、地域への活動として、市民バスハイク(市民スポーツ祭登山大会)、夏の富士登山シーズン中の安全登山パトロール、天子山塊の縦走路の草刈り、最近は中学校の林間教室のサポートなども行っています。
縦走が困難なほど、登山道が草に覆われていた状態の富士登山ルートを、地元の山岳会としてボランティアで整備を始め、現在は遭難対策協議会からの依頼で登山ルートの整備を行っています。
今回は、富士登山ルートの整備がどのように行われているのか、『富士宮山岳会』の登山道の整備を取材しました!
朝6時に富士宮市民体育館西側駐車場に集合した『富士宮山岳会』みなさん。
木を伐採するのこぎりや草を刈るための鎌、登山ルートを間違えないようにする標識とそれを打ち込む金づちの他に、チェーンソーなども。
これを担いで歩くのだけでもきつそう…
これから待ち受ける重労働に気が重くなりそうですが、みなさん、朗らかでわきあいあいの雰囲気です。
登山という苦難を一緒に乗り越えた団結力をこの時点でひしひしと感じました。
こちらで毛無山ルートと端足峠から雨ケ岳のルートに分かれて出発します。
登山をしたことがない人は端足峠から雨ケ岳のルートは行くことができても、毛無のルートはきついということで、同行させてもらってもお手伝いどころか足手まといになりそうなので、こちらでみなさんをお見送りしました。
生い茂っているところの笹を刈ったり、間違えて進んでしまいそうなルートには、赤いテープを付けたり、あえて枯れ木を置いて通れないようにしていきます。
整備された登山ルートは歩きやすく、分かりにくい箇所にはテープや標識が付けられて、遭難しにくいようになっていました。
こういう影の尽力あってこそ、安全に登山できるんですね。
達成感と感謝の念を抱きながら見る景色は、さらに輝いて見えるに違いありません。
『富士宮山岳会』では富士宮市・富士宮市教育委員会・富士宮市スポーツ協会主催、山岳会主管のバスハイク(富士宮市民スポーツ祭登山大会)体育協会も開催しているそうなので、山が好きな方、ご興味のある方は参加してみてくださいね!
会員も随時募集しているそうですよ。
富士宮山岳会:詳しくはHPへ