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iPhoneの日付を「1970年1月1日」に設定すると使用不可能に。「軽くなる」と悪質なデマも拡散

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
「1970年1月1日13時」にすると使用不可能に。動画よりキャプチャ

iPhoneの日付を「1970年1月1日13時00分」に設定すると、再起動後にiPhoneが使用できなくなるバグが発見され話題となっています。

このバグはiPhoneの『設定』アプリにて「日付と時刻」の自動設定をオフにしたあと、本体の日付を1970年まで遡らせることで発生します。

アップルマークが表示されたまま動かないiPhone。動画よりキャプチャ
アップルマークが表示されたまま動かないiPhone。動画よりキャプチャ

発生後はいわゆる「アップルマーク」がディスプレイに表示されたまま動かなくなり、修理するにはApple StoreのGenius Bar(ジーニアスバー)へと持ち込まないといけない模様です。

実際に試している動画もアップされていますので、たとえ試したくなってもこちらを確認する程度に留めてください。

「設定でiPhoneかるくなる」悪質なデマも

また、このバグを利用して「iPhoneの日付を1970年1月1日に設定すると(動作が)かるくなる」といった悪質なデマがTwitterで流れています。

Twitterで流れているデマ。筆者モザイク加工
Twitterで流れているデマ。筆者モザイク加工

当たり前のことですが、日付を変更してもiPhoneの性能は変わりません。また、上記のようなバグに見舞われる恐れもあります。

動作が重い場合は「不要なアプリを終了させる」、「iPhoneの再起動を行う」、「メモリ解放アプリを使用する」といった対処法がオススメです。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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