【西宮市】かつて西宮と淡路島を結んでいた「甲子園フェリー」。その痕跡を辿ってみました。
2021年11月2日(火)に、鳴尾浜温泉 熊野の郷に行った時のこと。
何気なく電信柱を見てみたら・・・。
なんと「フェリー」の文字が!
1971年から1998年まで、西宮と淡路島(志筑港、後に津名港に変更)を結んでいた甲子園高速フェリー(通称:甲子園フェリー)を思い出しました。
というわけで、その痕跡を辿ってみることに。
幸いネットで探していると、状態は悪いものの当時のパンフレットを入手することが出来ました。
確かに、西宮と淡路島を結ぶ航路は実在していました。
が・・・発着場所が微妙に違う。
そうなんですよね。晩年は鳴尾浜の埋め立て地の西岸から東岸に乗船場は移っていました。
本社も鳴尾浜2丁目と、現在の日本物流センターが隣接する岸壁がそれだと感じられます。
実際に行ってみると、海中から突き出す鉄柱は、かつてのドックだったようにも見えます。
2022年1月17日(月)から護岸工事が行われるとのことで、かつてを偲ぶものが姿を消すことになるかもしれません。
西岸にあった頃は、かつて住んでいたマンションのベランダから見えた緑色のフェリー。
明石海峡大橋の開業による経営悪化で廃止になりましたが、今も残っていたら便利だったろうに、とつい懐かしんでしまいました。