アスリートの新常識! 阪神の選手が通う脱毛サロン「GLANZ」で聞くアスリートと脱毛の関係とは
■毛がないプロ野球選手たち
18年ぶりのリーグ優勝を決めた阪神タイガース。18年前と比べて、野球選手も変わってきたなぁと思うことがある。ツルツルな選手が多いのだ。
ツルツル…つまり「毛」がない。腕、足、さらには脇の下…そして顔も!!!ヒゲおよび“ヒゲの痕跡”も毛穴もなく、女性顔負けのすべすべ肌な選手が多いのである。
選手たちに聞いてみると、みな一様に「脱毛している」という。女性なら当たり前だが、今や男性も脱毛する時代なのだ。
「毛がない」=「ケガない」。そんなダジャレのような話ではなく、そこには深いわけがあった。アスリートならではの脱毛との関係に、なるほどと納得した。
■阪神タイガースの選手が数多く通う脱毛サロン
アスリートがこぞって通うという男性専門の脱毛サロンで、アスリートの脱毛について詳しく聞いてみることにした。訪ねたのは兵庫県芦屋市にある「メンズ脱毛サロン GLANZ(グランズ)」だ。(GLANZ公式インスタグラム)
お土地柄、タイガースの選手も数多く施術に訪れているという。サロン内の壁には施術を受けた選手のサインや写真がディスプレイされている(*文末に写真掲載)。
選手たちも隠さず大っぴらに明かしているということは、もはや「アスリートの常識」になっているということか。シーズン中の数少ない休日の過ごし方の中に、どうやら体のメンテナンスの一つとして「脱毛」という新たな選択肢が加わっているようだ。
アスリートの脱毛について話してくれたのは「GLANZ」のスタッフ、松下礼偉さん。自身も脱毛し、きれいな肌をしている。
「脱毛するアスリートは年々増えていますね。うちはプロ野球選手も多いのですが、みなさん『メリットしかない』と喜ばれています」。
では、そのメリットとやらを紹介してもらおう。
■テーピングを剥がすときの痛み
まず挙げるのは、テーピングを剥がすときの痛みからの解放だ。アスリートにはケガがつきものである。ほとんどの選手がどこかしらにテーピングを施し、貼って剥がしてを繰り返している。それも1日に1度ではなく、「シャワーを浴びるたびに」何度も貼り替える。
「毎日、毎回、ワックス脱毛しているようなものですよ。本当に痛い。苦痛なんてもんじゃないそうです」。
たしかに想像しただけで痛そうだ。それが日に何度もとなると、相当なストレスである。さらに、体毛があるとテーピングの効果にも影響があるともいわれているそうだ。
「それと、マッサージのときにも体毛がないほうがいいと聞きますね」。
トレーナーによるマッサージを受けることも多いプロ野球選手だが、マッサージの際にはローションを使用する。体毛があるとローションが拭きとりづらく、なかなか乾かないという。
■汗を拭きやすく、臭いも軽減
次に「脇の脱毛をして、脇汗の量が減ったという方もおられます。アスリートだけでなく一般の方も」と話す。もちろん、これは個人差がある。
ただ、体毛がないことで悪臭の軽減につながることは間違いない。そもそも人間の汗自体には臭いはなく、雑菌が汗の成分を分解することによって臭いが発生するのだ。毛がないことで、雑菌の繁殖も抑えられるというわけである。
「それに毛って、思っている以上に水分を吸うんです。髪の毛を乾かすのって時間がかかりますよね。体毛も同じで、汗をかくと水分を吸ってベトベトするし、拭いてもなかなか乾かない。でも毛がないとサッと拭けるのでベトベトしないんです。ベトベト感って嫌ですよね」。
真夏の炎天下、屋外でのプレーで体毛がないことの快適さを実感するアスリートが多いという。
■タイムを競う競技者
また、野球選手ではないが、水泳選手や競輪選手など“0コンマ何秒”を争うアスリートにとっては、空気抵抗を受ける体毛は強敵である。空気抵抗を削減するため、競技の前に全身をツルツルに剃り上げるというのは、よく知られている。
脱毛すれば、その面倒くさく時間のかかる作業も必要なくなるわけだ。ストレスから解放され、時間も有効活用できる。
「そういったアスリートの方々にとっては死活問題ですから。全身脱毛をすることはもう、必須になっておられますね」。
タイムを競うアスリートは、全身脱毛することで快適に競技に臨めるのだろう。
■危険な紫外線
屋外でのスポーツには紫外線の危険もつきまとう。年々その量が増加している紫外線は皮膚がんを引き起こすリスクがあるので、屋外で活動するアスリートは日焼け止めを塗ることが必要不可欠だ。
今夏の甲子園では、慶應高校の丸田湊斗選手の日焼け止めが話題に上ったが、プロ野球選手にもその意識は高まってきている。
「紫外線はシミも増えますしね。美容大国の韓国では、プロ野球選手もみんな真っ白になるくらい日焼け止めを塗っているそうです。日本でも塗る選手は増えてきていますね。でも、ヒゲを剃るときにカミソリで血だらけになっちゃって、カミソリ負けしたところに日焼け止めを塗ると沁みて痛いだろうし、傷口に塗るのは絶対によくないですよね」。
また、日焼けして痛んだ肌にカミソリを当てると、肌をさらに痛めることになる。脱毛して日焼け止めをしっかり塗ることを松下さんは推奨する。これはアスリートに限らず、一般男性にも当てはまることだ。
■プロ野球選手は“見られる職業”
さらに「見た目」のメリットもあるという。アスリートはプレー中や練習中だけでなく、たとえば記者会見などで顔のアップの写真を撮られる機会が多い。
「ライトを当てて顔をアップで撮られると、ヒゲって本当に目立つんです。ファンデーションを塗るわけにもいかないですしね」。
それが最近、ヒゲが見当たらない選手がけっこう多いのだ。
「ウチのお客様ですが、ある野球選手の方が契約更改後の会見で撮られた写真を見て、『肌、めっちゃきれいでした』って感激されていました。ファンの方のコメントでも好評だったようです」。
比較的ヒゲが濃かったというその選手だが、脱毛したことで毛穴も引き締まり、肌つやがよくなったという。
見た目で勝負するわけではないが、人気商売であるし、汚らしいよりきれいなほうが好感度も高い。なにより清潔感がアップする。
「清潔感を嫌いな人はいないと思います(笑)。顔の印象も変わりますし、やっぱり実年齢より若く見られるようになりますね」。
これまた一般男性も同じだ。とくに接客業や営業職など、相手に与える印象がよくなるだろう。
かつて「肌が弱くてカミソリ負けしちゃうので、毎日はヒゲが剃れない。だから1週間に1度、先発登板の直前だけ剃ります」という投手がいた。マウンドに上がる、その必要最低限のときだけ剃るということだ。
男性専門の脱毛サロンなどなかった時代の話だが、その投手もプロとして見た目を意識しているがゆえのことだった。
■朝の貴重な時間の節約
毎朝のルーティンであるヒゲ剃り時間がなくなれば…と考えてみると、どうだろうか。
「甲子園球場で働いているお客様がおられるんですが、夏の高校野球で朝が早いとき、ヒゲ剃り時間がいらないことが本当に助かったとおっしゃっていました。時間にすれば5分10分のことでしょうけど、朝のその時間って貴重ですよね」。
松下さんも「時間はできるし痛みのストレスはなくなるしで、だいぶ楽です。すっごく楽。本当に楽」と「楽」を繰り返す。
■女性の好みの変化と衛生面
「奥様や彼女さん、パートナーに勧められて来られるお客様も多いです」と松下さんは明かす。「時代ですかね。ヒゲや胸毛のあるダンディな感じより、清潔感を求められているんでしょうね」。
毛むくじゃらのワイルド系より、ツルンとしたキレイ系を好む女性が増えているということだ。
加えて衛生面においても女性に喜ばれているという。
「毛って意外と家の中に落ちてるんです、切れたり抜けたりして。それもなくなるわけですから、掃除のストレスも減りますよね」。
たしかに毛には静電気で埃がつくが、それもなくなるということは家の中も清潔に保てるというわけだ。
■髪を切る感覚で脱毛
「アスリートにとっては今や脱毛は必須になっていますし、プロ野球選手は見られる職業ということもあって見た目も気にされています。だから、こういう脱毛とか最先端のことも進んでされる。選手がされているということで、一般の方も抵抗なくできるのではないでしょうか」と、松下さんもアスリートの影響力の大きさを感じていると語る。
サロンの公式インスタグラムには虎戦士の写真が何枚も投稿されているが、それを見て訪れる一般男性客は日に日に増えているという。
「一般の方もみなさん、『やってよかった』とおっしゃっていますね。メリットしかないですから。月に1度、お小遣い程度でできるくらいの価格設定にしているので、髪を切るような感覚でやってほしいなと思います」。
ちなみに「タイガースの選手にお世話になっているので」と、リーグ優勝を祝して『ARE達成キャンペーン』を行っている最中だという。無料体験も実施している。
タイガースはこのあと、クライマックスシリーズ、そして日本シリーズへと向かう。「毛が」なくなったタイガースナインが「ケガ」なく活躍することを願う松下さん。
「勝ち抜いて、ぜひ日本一になってほしいです!」と38年ぶりの栄冠を期待して、強力エールを送っていた。
芦屋メンズ脱毛サロン「GLANZ」⇒公式サイト