トキタ種苗大利根研究農場オープンデー2024で見つけた【農家はこれを作っておけば儲かる】果菜類編
秋のおわりの頃に毎年行われる「トキタ種苗」の大利根農場オープンデー2024に行ってきました。広大な土地に、さまざまな品種の野菜が栽培されています。各エリアにはその野菜の担当者や育種者も常駐し、来場した農家などの関係者に細かく説明してくれます。
ここ数年カラフル野菜流行
ここ数年、カラフル野菜が非常に注目されています。カラフルな野菜を作っておけば売れる!という農家の神話があるとか、ないとか。そんな状況の中、種苗会社も非常に大変だと思います。毎年毎年、お客様からは「今年はどんな色のものがでるの?」と質問攻めにあっているところに何度も出合っています。育種は、10年かかるものが多く、そう簡単に新しい品種がバンバン出るわけもなく、難しい世界だと思います。それでも農家は、新しい目新しいものを作れば売れると思って、ついつい聞いてしまうのでしょう。
ついに出た!「オレンジ色のトマトベリー」
カラフル野菜の代表格でいえば、やはりミニトマトでしょう。色のラインアップが多くて、大人気の野菜です。トキタ種苗の代名詞である「トマトベリー」は、もちろん赤ですが、なんとオレンジ色のトマトベリーが登場しました。試食させていただきましたが、まだ1・2段目だというのに非常に味が乗っていておいしくて驚きました。形もかわいいですし、これは大注目のミニトマト間違いなしですね。
かぼちゃと言えば「くり将軍」ですが「満天大黒」も!
くり将軍はホクホクで有名なかぼちゃですが、満天大黒はしっとり系です。サラダや煮物にするならば、しっとりが特徴である満天大黒を使用した方が、おいしいお料理に変身できるかもしれません。今年はかなり「満天大黒」押しに見えました。
茄子のいちおしはやっぱり「とろ~り旨なす」
真っ白な皮が特徴的な「とろ~り旨なす」です。最初みたときは、白い皮はおいしそうに見えずでしたが、食べてみてビックリ!非常に食味がよくて、お料理するとトロトロに仕上がります。何度か栽培したことありますが、作りやすい品種だと思います。ただ皮が白いため、茄子自身の葉っぱで、皮がキズついて傷だらけになるのが注意しないといけない点です。一度食べるとやみつきになるので、栽培するのをオススメします。
※この記事には個人の見解を含みます。
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