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「みかんの白い筋を取る」←「もったいない!!」料理人の呼び止め【そのワケとは?】

こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!

皆さんは1日何個までみかんを食べた事ありますか?自分は6個です(笑)よく、みかんを食べすぎたら「手が黄色くなる」と聞きますが自分は何個食べてもならないです。調べたところこの症状は『柑皮症』と呼ばれおり、みかんの色成分であるカロテノイドの一種「β-カロテン」の過剰摂取が原因だそうですね。さらに、みかんだけでなく人参や南瓜も食べすぎたら柑皮症になるみたいです。

そんなみかんですが、絶対と言っていいほど2択に分かれる事があります。それは…「白い筋を取るか/取らないか」。皆さんはどうですか?みかんを食べる際に白い筋は取り除きますか?

タイトルにも書いてある通り、白い筋を取っている方は正直もったいないです!それは一体なぜなのか?気になる方は是非、最後お付き合いください。

今回の目次

  1. なぜ、もったいないのか?
  2. 白い筋には正式名称がある!
  3. まとめ

なぜ、もったいないのか?

結論から言うと…栄養が超豊富だから!

筋に含まれる主な栄養素は3つあります。

1つ目…【ビタミンC】
→ビタミンCには、毛細血管、歯、などの健康を維持する働きがあります。また、皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ効果も期待できます。
2つ目…【クリプトキサンチン】
→クリプトキサンチンはカロテノイドの一種です。骨粗しょう症の予防効果のほかに、糖尿病の進行を抑制し、免疫力を高めることができ、美肌効果も期待されます。
3つ目…【ヘスペリジン(ビタミンP)】
→ヘスペリジンはポリフェノールの一種です。果肉にも含まれますが、特に「筋」に多く含まれています。ヘスペリジンは高血圧や動脈硬化を予防し、中性脂肪を分解する効果が期待できます。

この中で「ビタミンC」と「ヘスペリジン」は大きく関係しています。なんと…ヘスペリジンはビタミンCの吸収率を高める効果があるのです。なので筋を取らずに食べることで効率よくビタミンCを摂取できます。

白い筋には正式名称がある!

今まで「白い筋」と呼んできましたが、実は白い筋にはちゃんとした名前があります。しかも、めっちゃカッコいいです!!それは…

「アルベド」といいます。

研究者の名前のようですね。次に友達や家族と一緒に白い筋の話題が出る機会があったら、ぜひ教えてあげて下さいね!

まとめ

  • 白い筋は主に3つの栄養素が含まれている
  • ①ビタミンC ②クリプトキサンチン ③ヘスペリジン(ビタミンP)
  • ヘスペリジンはビタミンCの吸収率を高めてくれる
  • 白い筋の正式名称は「アルベド」

【もっと学びたい人へ…】
林檎の皮がベタつきの正体を「X」で分かりやすく解説しているので良かったら、見てみて下さいね!

最後まで、ご愛読ありがとうございます。
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料理人の視点から、日々の食卓に役立つ「コツ」や「食材の扱い方」をお届けしています。旬の食材を無駄なく美味しく使い切るアイデアや、プロならではの保存方法など、皆さんのキッチンで活用できる情報をわかりやすく解説!【保有資格】調理師免許(国家資格)・食品技術管理専門士・フードコーディネーター

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