四国から関東で大雨、あちらこちらで危険度上昇中
淡路島で一時極めて危険に
上空に寒気を伴った低気圧や南からの暖湿流の影響で、引き続き、梅雨前線の活動が活発となっており、雨雲が発達しています。
日付が変わってからは、四国から関東にかけて、南から次々と活発な雨雲が流れ込んでおり、あちらこちらで雷を伴った激しい雨が降っています。
なかでも兵庫県の淡路島付近では集中的な大雨となり、淡路市洲本では午前3時01分までの1時間に、7月の観測史上1位となる70.5ミリの非常に激しい雨を観測、午前3時30分までの3時間で112.5ミリの集中的な大雨となりました。
この影響で、一時的に土砂災害の危険度が極めて高くなり、午前4時半現在、土砂災害警戒情報も出されています。
今後もこの淡路島のように局地的な大雨により、あちらこちらで危険度が一気に高くなるおそれがあります。
同じような場所での集中的な大雨に警戒
今後の雨雲の予想をみると、上空の風向が顕著な南西風となっているために、活発な雨雲もこの風に乗り、南西から北東方向へと次々に流れていく予想となっています。
雨雲の一つ一つは小さいのですが、小さいながらも非常に活発で、同じような場所で停滞したり、次々と流れ込んでくると、数時間で100ミリ~200ミリ以上の集中的な大雨をもたらし、一気に危険度が上昇する可能性があるような危険な降り方となるおそれがあります。
気象庁から最新の大雨情報が出されましたが、四国から関東にかけて、特に南からの暖湿流が山にぶつかり、強制的に上昇気流が強まるような南側に向いた斜面や山沿いでは、より一層の警戒を要する状況です。
今後も気象庁の気象レーダーで常に最新の雨の降り方や危険度分布で土砂災害、浸水害、洪水の危険度をチェックし、早め早めの避難を心がけるようにして下さい。