Yahoo!ニュース

「炒め物のキャベツは調理前にレンチンして!」これだけでお店クオリティに!そのワケとは

青髪のテツ野菜のプロ

気温が高くなってきて、青果コーナーも春野菜中心の売り場から夏野菜を目立たせる売り場に変わっていっているのではないでしょうか。

そんなこれから旬を迎えて美味しくなってくる夏野菜。ピーマン、ナス、トマト、きゅうりなどありますが、皆さんはどの夏野菜がお好きですか?

私が個人的に今お勧めしたい野菜は「キャベツ」です。こういうと「キャベツって春とか冬が旬の野菜なんじゃないの?」と聞かれることがあります。確かに柔らかさのある春キャベツや、甘味の強い冬キャベツは美味しいですよね。

ただ、夏の「高原キャベツ」は群馬県の嬬恋村の夏秋キャベツなどが有名ですが、葉は緑が美しく巻きがしっかりとしていて、甘みが強いのが特徴。 葉もやわらかく、水分も多いので、生でも加熱調理でもおいしく食べられます。

つまり、キャベツは夏も秋も年中おいしい野菜なんです。

そんなキャベツですが、炒め物にするときに生のまま調理していませんか?実はキャベツは炒め物に入れる前にレンチンすることで、さらにワンランクおいしく調理することができるんです。

そこで今回は「炒め物のキャベツを調理前にレンチンした方が良い理由」を紹介していきます。

炒め物のキャベツを調理前にレンチンした方が良い理由

炒め物のキャベツは、炒める前にレンチンすることで美味しく仕上がります。

理由を説明する前に、この方法の工程を紹介します。

1.キャベツをよく洗う

2.キャベツを手でちぎる

3.レンジ可能なお皿に入れて油(大さじ1)を絡ませる

4.ラップか蓋をして600wで2分チンする

5.フライパンで他の具材と一緒に炒める

これだけでキャベツの炒め物が普段よりも美味しく仕上がります。

なぜ、調理前にレンチンすることで、美味しく仕上がるかというと、油をまとわせてレンジで加熱することにより、キャベツ自身の甘さを閉じ込め外に出るのを防ぎます。

また、調味料の馴染みがよくなったり、すでにレンジで加熱して芯まで火が通っているので、炒めの工程でサッと炒めるだけで良いので、生だったり、炒めすぎたりといったことがなくなります。なので普段のキャベツ炒めがワンランクおいしく仕上がるというワケです。

実際にこの方法を使って、味噌豚キャベツ炒めを作ってみましたが、キャベツの火入れが完璧で甘みが引き立っており絶品でした。

ぜひ試してみてくださいね。

炒め物のキャベツは調理前にレンチンして(まとめ)

今回は「炒め物のキャベツを調理前にレンチンした方が良い理由」を紹介しました。

ぜひ、今回紹介した方法を使って、これからの時期美味しい高原キャベツをたくさん食べてくださいね。

他にも「八百屋直伝!新鮮で美味しいキャベツの選び方」や「キャベツが2倍長持ちする保存方法」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。

野菜のプロ

現役の八百屋。歴は10年です。ブログ「やさいのトリセツ」運営者。書籍「野菜売り場の歩き方」と「おいしい野菜まるみえ図鑑」「マンガでわかるやさいのトリセツ」好評販売中。Twitterフォロワー75万人を超えました。

青髪のテツの最近の記事