京都生まれ京都育ち、生粋の京都人みやこです。本日12月6日は「ブリタニカ百科事典」の第一版が発行された日。1768年スコットランドで刊行されました。なんと今から250年以上も前のお話しです。さて、今回はそんな250年ほど前に創業した大徳寺近くにある和菓子のお店です。

京都市営バス「大徳寺前」バス停から徒歩1分、北大路通沿いにある老舗和菓子店『菓匠 松屋藤兵衛』。とても趣のあるお店です。

創業から約250年という長い歴史を誇るこちらの老舗。その看板商品は「味噌松風」です。

千利休ともゆかりが深いことで知られる大徳寺。「味噌松風」は、今でも茶道のお茶会で欠かせない和菓子の一つとして愛されています。

店内も老舗らしい趣のある雰囲気です。格式の高さも感じられるので初めての場合は少し入りづらいかもしれません。

ショーケースには、名物「松風」をはじめ、彩り豊かな干菓子が上品に並べられています。商品の種類は決して多くありませんが、一つひとつが丁寧に作られた逸品ばかりです。

「紫野松風」10個入り 980円（税込）
自宅用の簡易包装の松風を購入しました。贈答用は10個1,050で販売されています。

小麦粉や砂糖を練り込んだ生地に白味噌を加え、鍋に流し込んで丁寧に焼き上げた伝統的な和菓子。見た目はカステラによく似ていますが、カステラとは違い、食感はややしっかりとしたハードな仕上がり。白味噌の奥深い旨味と胡麻の香ばしい風味が絶妙に調和した、一口ごとに豊かな味わいが広がるお菓子です。紫野松風には大徳寺納豆も練り込まれていて、甘みと塩気の絶妙なバランスを生み出しています。

老舗の和菓子店ということで、格式が高く一見さんは入りづらい雰囲気が漂いますが、意外とリーズナブルで食べごたえも十分ありますので、気になる方はチェックしてくださいね。

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