こんなに気持ちよかったの?羽毛布団を洗濯機洗う方法と失敗しないポイント!
ふっかふかの羽毛布団って気持ちいいですよね。
羽毛布団って家では絶対洗えないと思っている方も多いかもしれませんが、じつは家で洗える場合も多いんですよ。
クリーニングに出すと1枚2,000円〜8,000円もする羽毛布団の洗濯を自宅でデキると節約効果高いです。
そして、節約効果よりも何よりも洗いたてのふわふわの布団に包まれて眠る幸せは何ものにも変えがたい気持ちよさなのです。
本日は羽毛布団を自宅で洗濯機洗いする方法と失敗しないポイントを公開します。
まずは洗濯表示をチェック
自宅の洗濯機で洗えない洗えないの判断に役立つのが洗濯表示マークです。
これらの洗濯表示マークがあれば、躊躇なく洗濯機洗いできます。
最近は洗濯機で洗える布団も増えてきているので、一度確認してみてくださいね。
そして「洗う」を躊躇してしまうのがこちらの洗濯表示マークです。
手洗い可能な洗濯表示と水洗い不可の洗濯表示です。
こちらの洗濯表示マークが付いている場合は、クリーニング店にお任せしたらほうがいいということなります。
ただ、布団の表地が絹などのデリケート素材でない場合、私は自宅で洗ってしまいます。
※ 洗う場合は自己責任でお願いします
じつはドライクリーニングに向かない羽毛布団
安価なクリーニング店だとドライクリーニングになることが多いんですが、実は羽毛布団ってドライクリーニングは向かないんです。
ドライクリーニングの溶剤は油性です。油汚れには強いのですが、汗などの水溶性の汚れを落とすのがとても苦手。
水で洗うようにスッキリ気持ち良くとはいきません。
そして何よりも、素材となる羽毛は油と相性がよくない!
水鳥の羽毛には自然の油でコーティングされていて、その撥水力が羽毛特有のふわふわさを生みます。
ドライクリーニングの油性の溶剤はその羽毛に必要な油まで洗い落としてしまうのが悲しいところ!
ドライクリーニングを繰り返すことで羽毛布団のふわふわさは徐々に失われていくんです。
なので、羽毛布団はできれば水洗いがおすすめ。
絶対に失敗したくない!洗濯時のポイント
洗濯機の容量
羽毛布団を洗濯機で洗う場合に、もっとも大切なのが容量です。
いざ洗おうと思っても洗濯機に布団が入らないとどうしようもありません。
洗濯機の最大容量の6〜7割くらいまでが、洗える限界値。
ではどんな布団なら自宅の洗濯機で洗えるか?
布団サイズ別、洗濯機の最大容量はこちら
シングル 洗濯機の最大容量 5kg以上
セミダブル 洗濯機の最大容量 7kg以上
ダブル 洗濯機の最大容量 10kg以上
あくまでも目安なので、参考までに。
自宅の洗濯機の容量を超えるものは洗えません。
その場合はコインラインドリーの大容量洗濯機を利用するなどしてみてください。
天気予報チェック
羽毛布団のサイズにもよりますが、完全に乾燥させるのに夏場で丸1日、それ以外の季節では丸2日以上かかります。
乾燥が不完全だと中の羽毛を傷めたりカビの原因になったりします。最低でも2日以上晴れの日が続く暖かい日に洗濯するようにしてください。
なかなか乾ききらないという場合は、自宅やコインランドリーの乾燥機を短時間利用するのもおすすめです。
柔軟剤は使わない
意外かもしれませんが、柔軟剤は使いません。
ドライクリーニングの溶剤は油性なので、羽毛布団の洗濯には不向きだと書きましたが、実は柔軟剤も油に似た性質を持っています。
柔軟剤の仕組みを簡単に図にしたのがこちらです。
柔軟剤は水と油(厳密には違いますが)が合わさった状態にあるんですが、水が蒸発することで繊維に残り繊維を油膜でコーティングすることで表面の滑りをよくしています。
柔軟剤は水鳥が本来持っている羽毛の油分ごとコーティングしていますので、使いづつけることで羽毛特有のふわふわ感が失われていきます。
羽毛を洗う場合は、柔軟剤を使わない方がふわふわに仕上がります。
香りを付けたい場合は、羽毛布団にかけるシーツに柔軟剤を使ってくださいね。
羽毛ふとんの洗濯方法
必要なもの
・中性洗剤(おしゃれ着用でなくてよい)
・布団用洗濯ネット(100円ショップのもでよい)
洗剤は必ずしもおしゃれ着用でないとダメということはありません。でも中性洗剤を使うようにしてください
羽毛に使われている羽根はタンパク質でできていて、アルカリ系の洗剤はこのタンパク質を溶かしてしまう性質があるからです。
羽毛の毛先が溶けて小さくなってしまったり、他の繊維とも絡まりやすくなるので上手く膨らまなくなります。
同じ理由でアルカリ性が強い酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)も使えません。
洗濯ネットは羽毛布団を保護する意味もありますが、万が一洗濯機の中で表面の布が破れて羽根が飛び出さないという洗濯機の保護の意味も大きいです。
縦型洗濯機の場合
1、洗濯槽に水をためて洗剤を溶かします。
2、洗濯ネットに入れた布団を洗濯槽に入れ、しっかり水を吸わせてから洗います。布団が浮き上がってくるようなら手で沈めて水を吸わせてください。
3、洗濯コースは、大物洗いコース(布団コース)、もしくはドライコース
ドラム式洗濯機の場合
1、洗濯ネットに入れた布団を洗濯機に入れます。
2、洗濯コースは、大物洗いコース(布団コース)、もしくはドライコース
※ドラム式洗濯機は洗濯槽に水をためることができないので、水を吸わせる工程は不要です。
羽毛布団の洗濯で重要なのは乾燥
羽毛布団を洗濯機で洗う場合、洗うのは洗濯機なので、難しい工程は一切ありません。
重要なのは乾燥、干すことです。
乾燥には洗濯ポールを2本使います。
乾くまでは極力触らない
2本のポールに羽毛布団をかけます。
こうのように空気の通り道を作ってやると、ひっくり返したりの手間がなくなり必要以上に羽毛布団にふれなくてすみます。
濡れた羽毛の繊維は切れやすく、とてもデリケート。
乾くまではできるだけ触らないというのがとても大切。
水に濡れた羽毛が小さくかたまって不安になりますが、乾くまでは触りません。
このまま、完全に乾くのを待ちます。
乾いたあとは乱暴に
乾いてしまえば多少乱暴に扱っても大丈夫です。
羽毛に空気を送り込んでいきます
ちょっと疲れますが、上下左右、羽毛に空気を含ませるイメージで振りさばきます。
洗って干したばかりの羽毛布団です。
空気を含ませた羽毛布団。
別の布団のフワフワです。
このフワフワな布団で眠れるのが何よりも幸せなひとときなのです。
まとめ
羽毛布団を洗濯機で洗う場合のポイント!
・洗濯機の容量をチェック
・晴れた日が2日以上続く日を選ぶ
・柔軟剤は使わない
・中性洗剤で洗う
・洗濯ネットに入れる
・乾くまではデキるだけ触らない
これらの項目を注意していただくと、自宅の洗濯機でも簡単に羽毛布団を洗うことができます。
自宅の洗濯機が小さすぎて洗えないという場合はお近くのコインランドリーを利用するのもおすすめです。
水で洗った羽毛布団は本当に気持ちいいので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
クリーニングに出す場合、価格は高くなってしますが、水洗いしてくれるところを探してみてください。