【国立市】新作「タクリー号」デザインマンホールカードは、くにたち郷土文化館で配布中
全国で多様なデザインが発行されている「マンホールカード」をご存知ですか?
各自治体の名所旧跡や、ゆかりの漫画家さんのキャラクターやアニメキャラなど、現在全国で870種類以上のデザインのマンホールカードが発行されています。
2023年1月28日からくにたち郷土文化館で配布を開始した、新作「タクリー号」デザインのマンホールカードを入手してきました。配布開始日の朝は開館前からJR南武線矢川駅から配布会場のくにたち郷土文化館まで長蛇の列だったそうです。マンホールカードの人気のほどがうかがえます。
タクリー号とは?
ところで、このマンホールカードにデザインされている「タクリー号」をご存知ですか?
日本初のガソリン自動車で、当時走る音がガタクリ、ガタクリと聞こえたため「タクリー号」と呼ばれるようになったとか。この車で、明治41年に有栖川宮様ご一行が、日比谷公園から甲州街道を通り谷保天満宮へとドライブしたのが、“日本初のドライブツアー”と言われています。当時は車そのものが珍しく、沿道には見物客が押し掛けたのだそうです。
そんなタクリー号の実動レプリカを作ったのが、クラシックカーの愛好家で、オートモービル・クラブ・ジャパン代表の是枝正美さんです。毎年12月には「谷保天満宮旧車祭」という名車、旧車が大集合するイベントも主催しています。旧車祭では、タクリー号が実際に公道を走る姿も見られますよ。
マンホールさんぽ
白梅と紅梅がタクリー号の背景になった2つのデザインのマンホールの蓋が、矢川から谷保エリアの4ヶ所に設置されています。まずは、カードを配布しているくにたち郷土文化館付近の歩道に1カ所。カードをもらった後、実物のマンホールの蓋を探しながら谷保駅へ向かいます。
くにたち郷土文化館からハケの道を通って国立市古民家へ。茅葺屋根の建物内には囲炉裏や土間もあり、暮らしの道具も展示されています。
古民家を見学した後、お隣「城山さとのいえ」へ。歩道で紅梅バージョンのマンホールの蓋を発見!農家みちを通って谷保天満宮へ。
東日本で最古の天満宮と言われている谷保天満宮。階段を上るのではなく、下りて本殿がある珍しい造りです。マンホールのデザインの1つ、紅白の梅は、谷保天満宮の梅林がモチーフになっています。
谷保天満宮の鳥居前の交差点の先にあるマンホールは白梅。“丸くて、落ちない、滑らない”マンホールの蓋のカードは、受験生のお守りとしても人気らしいですよ。
JR南武線谷保駅前のカラーマンホール。紅梅も華やかでかわいらしいですね。
矢川駅から谷保駅へひと駅分、5000歩ほどの地元のマンホール散歩を楽しめました。マンホーラーのみなさま、デザインマンホールを巡る矢川~谷保さんぽ、おススメです。
東京都国立市では旧国立駅舎とくにたち郷土文化館の2カ所で2種類のマンホールカードを配布中です。
全国のマンホールカードの配布場所は、GKP下水道広報プラットホーム (gk-p.jp)公式サイトでご確認ください。
■国立市のマンホールカードについて
■くにたち郷土文化館
住所:東京都国立市谷保6231
アクセス:JR南武線矢川駅徒歩10分