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トップアスリートの「うつ」と「うつ病」

西多昌規早稲田大学教授 / 精神科専門医 / 睡眠医療総合専門医

大坂なおみ選手の「うつ病」公表が大きな話題となった。トップアスリートのメンタルの問題は、大坂選手に始まったことではない。世界的サッカー選手であるイニエスタも、「うつ病」の経験を語っている。メジャーリーガーのダルビッシュ選手も、2016年に「家ではほぼ動けない中、野球だけはなんとかしていましたがとにかくつらかった記憶があります」と、不調の時期が合ったことを告白している。日本のプロ野球選手でも、ソフトバンクホークスの川崎宗則選手や中村晃選手は「自律神経失調症」での休養を公表したが、西武のドラフト1位、多和田信三郎選手など、療養中でしばらくその勇姿を見ることができない選手もいる。

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早稲田大学教授 / 精神科専門医 / 睡眠医療総合専門医

早稲田大学スポーツ科学学術院・教授 早稲田大学睡眠研究所・所長。東京医科歯科大学医学部卒業。自治医科大学講師、ハーバード大学、スタンフォード大学の客員講師などを経て、現職。日本精神神経学会精神科専門医、日本睡眠学会総合専門医など。専門は睡眠、アスリートのメンタルケア、睡眠サポート。睡眠障害、発達障害の治療も行う。著書に、「休む技術2」(大和書房)、「眠っている間に人の体で何が起こっているのか」(草思社)など。

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