【赤穂市】「なべしまファーム」の「みつ葉ジェノベーゼソース」が西播磨フードセレクショングランプリ受賞
赤穂市のみつ葉農家「なべしまファーム」が自家農園で栽培した規格外のみつ葉を使った「みつ葉ジェノベーゼソース」が、このたび「西播磨フードセレクション2023」で、見事グランプリを受賞しました。どんなソースなのかな?どこで買えるのかな?
手をかけ目をかけて丁寧に栽培
「なべしまファーム」は、赤穂港に程近い「千鳥ヶ浜」といわれるエリアの農家です。
みつ葉を主に栽培する、兵庫県下でもレアな専業農家で、フレッシュなみつ葉だけでなく、それを使ったスイーツやジェラート、ソースなどの加工品も手がけています。
みつ葉は、2棟のビニールハウスを使って、水耕栽培で種から育てています。手をかけ目をかけ丁寧に育て、出荷できる40センチメートル程度になるまで、約90日かかるそう。
「なべしまファーム」のみつ葉はこちら。
瑞々しくてきれいでしょう。
茶わん蒸しやおすましに添え物的に使うのだけではなく、サラダや炒め物、和え物など結構万能選手で、鍋物にも大活躍なんです。
規格外のみつ葉で加工品を
こちら、2020年春から中心となって事業を担っている鍋島晴美さんです。
おいしい三つ葉ですが、気候や受注の関係で廃棄になることもあり、手塩にかけて育てるにつれ、それに心を痛めていた晴美さん。規格外のみつ葉を使って何かできないかと考え、得意のお菓子づくりの腕を生かして、加工品を作り始めました。
シフォンケーキやクッキーなど焼菓子は、25時間低温乾燥させたみつ葉を、ミキサーかフードプロセッサーにかけて、抹茶の細かさに近い粉末に仕上げた「みつ葉パウダー」で作っています。
晴美さんが次に手がけたのが「ジェラート」。
みつ葉の香りを一番感じるアイテム「みつば」のほかにも、「みつばそーす」「れもん」「発酵あずき」があり、全4種類を販売しています。
2年以上かけてソースを開発
そして、スイーツ以外に手がけたのがこちらのソースです。
「みつ葉のジェノベーゼソース」「みつ葉の和風ソース」の2アイテム。
2年近い開発期間を経て今年デビューしました。
「より皆様に新鮮で衛生的にお届けしたい。みつ葉の美味しさを知ってもらいたい。食品廃棄をしないとの想いで開発してきました」と晴美さん。
安全で新鮮、美味しいものをと無添加にこだわり、パッケージも最後までソースが使い切れるもの、小さくして捨てられるものにしています。
「ジェノベーゼソース」は、みつ葉の風味を最大限生かすように、専門家や飲食店オーナーにも監修してもらい、より使いやすく、食べやすいソースに仕上げました。
また「和風ソース」は、発酵食品である味噌、抗酸化作用のあるごまやくるみを使用。味噌ベースにすることでみつ葉の風味を引き立てています。
ソースはいろいろなお料理に使うことができます。
パスタやピザのソースとして。
肉、魚のソースとしてもなかなかいけます。
カプレーゼもおすすめ。
そのほか天ぷらの衣や温かいご飯、おにぎり、焼きおにぎりに添えてもおいしくいただけます。使い方は自在です。
「西播磨フードセレクション2023」でグランプリ受賞
晴美さんが、紆余曲折を経て完成させたソースのうち、「みつ葉のジェノベーゼソース」が、このたび「西播磨フードセレクション2023」でグランプリを受賞しました。すご~~い!
西播磨産の農林水産物を使用し、個性あふれる優れた加工食品を選定する「西播磨フードセレクション」。第12回目となる今回は13食品の応募があり、8月31日の本審査会で受賞食品4点のなかからグランプリに選ばれたのです。
晴美さんは「みつ葉農家を応援してくださる方々のお陰です。これからもみつ葉のおいしさを伝えていきたいです」と受賞の喜びを話してくれました。
なお、この商品は「なべしまファーム」で販売するほか、市内の土産物店でも販売する予定。
また表彰式がある「西播磨フロンティア祭2023」でも販売予定なので、ぜひ買いに行ってくださいね。
西播磨フロンティア祭2023~近未来の体験ワールド~
日時:10月21日(土)10:00~15:00
ところ:播磨科学公園都市芝生広場 (兵庫県赤穂郡上郡町光都2丁目22番地)
イベントの詳細はこちらから
なべしまファーム
住所:兵庫県赤穂市中広2004
電話番号:090-3996-9712
営業時間:7:00~17:00
定休日:火・土曜
※定休日、時間外も応相談
駐車場:あり
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