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静岡県に「金玉落しの谷」って地名があるってホント?

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。今回は地図を見てたら「面白い地名が出て来た」ので行ってみた!そんなユル~イ内容でお届けしましょう。

その地名は「金玉落しの谷」という。金玉と言えば、あの「きんたま」しか頭に浮かばないが…

一体なぜ、そんな地名が?

その日、私は静岡県富士宮市にいた。ホテルは浜松にとっていたので、そろそろ高速道路を走って浜松に…。

そんなタイミングに何げにGoogleマップを見てたら「お!」とう場所が目に入った。それが「金玉落しの谷」という地名だ。ナビを設定したら東名高速道路「菊川IC」を降りると行けそうだ。

時間は午後16時半頃、現在地の富士宮市から目的地までは車で約1時間20分ほど、日没は18時頃だろうか?可能と言えば可能。でも、どんな場所にあるのか?山奥にあるのか?車で行けるのか?詳しく分からない。

ちなみに、この時は「織田信長の首塚」があると伝わる西山本門寺にいた。

「金玉落しの谷」へ

あまり調べている時間はない。日が暮れるからだ…。とにかく急いで近くまで行ってみる事に。

そして17時半過ぎに「金玉落しの谷」の近くに到着した。どうやら目的地は静岡県菊川市の横地城跡にある谷のようだ。

この「横地城」についてフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で調べてみると以下のように書かれている。

古くから当地を本領とし、『吾妻鑑』などにも登場し鎌倉時代には御家人、室町時代には奉公衆として幕府に仕えた名族横地氏によって築城された。創築年代は室町時代初期とされるが、15世紀半ば頃とも考えられている。牧ノ原台地から西側の菊川水系の平野部に伸びる丘陵上および谷地形を利用して造られており、その規模は東西400メートル×南北450メートルを測る。尾根の上部に「東の城」・「中の城」・「西の城」という三つの主要区画があり、大小の曲輪や堀切、土塁、竪堀などが残る。
駿河守護今川義忠と遠江守護斯波義廉の対立に際し、同族の勝間田氏と共に斯波氏方について挙兵するも、今川義忠に攻められ1476年(文明8年)に落城した。現在も発掘調査が進められている。周辺一帯は御前崎遠州灘県立自然公園に指定されている。

本当を言えば古城跡も散策したいが、時間に余裕はない、少し薄暗くなっている。

しかも、このタイミングで残念な事が一つ勃発した。それは月末に時々起こる通信速度制限の発生。どうやらスマホのギガを使い果たしてしまったみたい。

この先の様子をGoogleマップで確認したいがスマホの動きが遅くてほぼ使えない事態に。このタイミングで…。困った。

現地のマップで「金玉落し」を発見!

ただ、ここまで来て今更だが…

私は少々臆病なのだ。山の中を一人で歩くことは少なくない。しかし正直いつもドキドキしている。しかも薄暗くなっての山は怖くて仕方がない。

お化け?妖怪?いや、それより動物と遭遇しないかが気になる。一度、山の中でイノシシと遭遇したことがあった。ここは大丈夫だろうか?

少し歩いてみたが、やぱりためらう…。歩いた場合、行きは良いが、戻りは暗くなってる可能性が高い。暗くなると動物と出会う確率も高まる。不安要素を考えだしたら切りがない。

道はしっかりしている。やはり車で奥までいこう!そうしよう。

急いで駐車スペースに戻り、車のエンジンをかけ、ゆっくり山道を走ってみた。道は細いが問題はなさそうだ。

急な坂を1~2回くねくねと曲り、5分ほど車を走らせたら、目の前に急な谷が広がって、そこに何かがあるぞ。

これは…!どうやら無事に到着したらしい。

この「金玉落しの谷」について、改めて調べてみた。ウィキペディア(Wikipedia)の情報をそのまま引用すると、以下の通りとなる。

谷の名は、かつて城主の横地氏が、二の丸から太鼓を合図にこの谷に向かって玉を落とし、下方の「膝つき谷」にて膝をついて待機していた城兵が一斉に玉を捜索しながら谷を登り、見つけた者には褒賞が与えられた、という山岳戦訓練を行っていたことに由来するという。
「金玉」は「木の玉」の転訛ではないかとの仮説もあるが、いわゆる珍地名の一つといえる。

想像していた「きんたま」とは無関係のよう。

道は車は1台しか走れないような細い道が続いた。結論から言えば、車でココまで来るのはやめた方が良い。対向車とのすれ違いがあったら大変だ。

途中で切り返しが出来そうなポイントを探し、ゆっくりと戻る事にした。

時間は18時を過ぎていた。

木々に囲まれた場所は既に暗くなっている。ここはもっと早に時間帯に来るべきだったと反省点は多い。

今回は地図を見てて偶然に見つけた珍地名。

このような場所は実は日本各地に色々と隠れるように点在する。他にも複数見つけ巡っているので改めて別記事で紹介したい。興味のある方はお楽しみに。

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金玉落としの谷
住所:静岡県菊川市東横地
地図(外部リンク)

はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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