「胃が悪くなる」とどうなる?-胃の特徴からわかりやすく解説!
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「胃」の働きや特徴を解説していきます。
今回の目次
- 胃はどんな臓器?
- 胃の働き
- 胃が悪くなるとどうなる?
- 胃を労わる生活習慣!
- 最後に
1.胃はどんな臓器?
胃は、食道と腸(小腸)をつなぐ袋状の臓器です。
外側の大きな彎曲を「大彎」、内側の小さな彎曲を「小彎」といいます。
【アニメーションでわかる!胃の特徴】
下の動画では、アニメーションで解説しているので、ぜひご覧ください。
2.胃の働き
胃の最大の働きは「食べたもの蓄えて、少しずつ小腸へ送ること」です。
【ポイント!!"少しずつ"小腸へ送ることが胃の重要な働き】
例えば、胃を切除すると、食べたものが急に小腸に流れ込んでしまいます。
すると、栄養(糖質)が一気に吸収されて、血糖値が乱れ、冷汗・動悸・眠気などが起こることがあります。
胃の最大の働きは「食べたものを蓄え、徐々に小腸に送ること」ですが、他にも下のような働きがあります。
- 食べたものの殺菌(胃液の分泌)
- タンパク質の分解(ペプシノゲンの分泌)
- 鉄を吸収しやすくする
- ビタミンB12に関わる
3.胃が悪くなるとどうなる?
何らかの理由により、胃の粘膜が傷つけられてしまうことがあります。
このように胃を攻撃する因子を「攻撃因子」といって、下のようなものがあげられます。
- ピロリ菌
- 暴飲暴食
- 刺激物の摂り過ぎ(辛いものなど)
- ストレス
- 喫煙など
胃が悪くなると、初期は無症状なこともありますが、状態により下のような症状が起こることがあります。
- みぞおち辺りの痛み(上腹部痛)
- お腹の不快感
- 悪心、嘔吐
- 貧血
- 吐血
- 黒っぽい便(黒色便)など
【ちなみ…なんで「黒っぽい便(黒色便)」が出るの?】
4.胃を労わる生活習慣!
健康な胃のためには、生活習慣を整えることや、嗜好品の管理などが重要です。
- 生活習慣を整える…ストレス解消・辛いものを摂り過ぎない・野菜を食べる・睡眠をしっかりとるなど
- 嗜好品の管理…禁煙・カフェインを摂り過ぎないなど
- その他…市販薬の過剰使用は避ける・定期検診など
また、ピロリ菌の感染は胃を攻撃する代表的な因子です。
5.最後に
胃の不調は「急に」起こることもありますが、「じわじわと」進行していくことも多いです。
そのため、自覚症状はなくとも、日頃から「コツコツとケアをする」ことが大切です。
最後までご覧いただきありがとうございました!