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【土浦市】肉厚ふっくらのうなぎパワーで免疫力アップ!みっちみちにうなぎが詰まったお弁当が大人気

コイケケイコ土浦在住ライター(土浦市)

土浦駅西口から歩くこと約3分。パタパタと風になびくのぼりには「うなぎパワー」。シンプルだけどパンチのあるこののぼり。発作的に起きる「うなぎ食べたい欲」が抑えきれなくなると、脳裏にこののぼりが浮かんで、ますます食べたくなります。

サブスリーランナーでもある「小松屋」四代目店主

「うなぎパワー」ののぼりに誘われるようにふらふらとお店に入っていくと、「小松屋」四代目店主の柳生剛さんが温かく迎え入れてくれました。

「うなぎパワー」ののぼりのインパクトに負けないくらいのパワーにあふれた柳生さんは、フルマラソンを3時間以内でゴールする”サブスリー”ランナーで、マラソン人口の中でも3%ほどしかいないという偉業を維持し続けるすごい人です。「毎日トレーニングで20キロぐらい走るんですが、走る前にはうなぎを食べるようにしてるんですよ。そうすることでスタミナが続くんです」と、うなぎパワーを自身で実感している柳生さんは語ります。

それにしてもこのぼり、やっぱりすごいな。「もえるスタミナ」「元気が有れば何でも出来る、元気が無いと何も出来ない」のキャッチフレーズがじわじわと染みてきます。

105周年目を迎えた土浦の顔のような存在の老舗店

お店に入る前からすっかり圧倒されっぱなしですが、いざお店に入ると落ち着いた雰囲気。のぼりと柳生さんに魅了されてうっかり今回紹介するお店がどんなところかを紹介し忘れてしまいましたが、「小松屋」は、1916年(大正5年)創業で2021年で105年目を迎える、うなぎと佃煮の専門店です。

数ある商品の中でも「うなぎ」はやっぱり一番人気

「うちの一番人気といえばやっぱりうなぎですね。出来立てをお楽しみいただけるうなぎ弁当は特に人気です」(柳生さん)。

うなぎ弁当は、並(2000円)、上(2300円)、特上(3070円)の3種類があって、まるっと一尾を使って肉厚でふっくらとした焼き上げる特上が特に人気なのだそう。

うなぎを焼いている様子は店頭でも楽しむことができます。「小松屋」のある通り沿いは、土浦のメインストリートでもあるのでよく通りかかるのですが、ほぼと言っていいくらい常に焼いている様子が伺えます。

「小松屋」のうなぎは関東風で焼き上げます。関東風とは、うなぎを背中開きにして白焼き(素焼き)をした後、ふっくらと蒸し上げ、竹串に刺したうなぎを焼いていく工程をいいます。蒸す工程が入ることで余分な脂が削げ落ちるから、ジューシーなのにヘルシーといいこと尽くし。

「小松屋」での焼きの作業はタレにくぐらせて焼く作業を3回繰り返し行っています。この丁寧な作業がここでしか味わうことのできないおいしさにつながっているのです。

こちらがうなぎ弁当の特上。尻尾の部分がはみ出すくらい、ご飯の上にはうなぎがみっちみちに載っています。

店内奥にはイートインスペースもあって、うなぎのお重を店内で味わうこともできます。

こちらが店内でいただいたうなぎ弁当の特上コース。この美しいビジュアルだけでも笑いが止まりません。実際にいただいてみると、とても肉厚でおいしいのは当たり前なのですが、特にタレのおいしさが格別なのです。甘すぎない、けれど醤油の辛さも感じない。あっさりとしていて、うなぎ本来の味を楽しめるような…初めての感覚です。

「小松屋のうなぎは、砂糖をあまり使っていないんです。タレ作りのポイントは、みりんと清酒。お酒は通常は料理用を使うところが多いのですが、うちは清酒でタレを仕込むことにこだわってるんです。そうすることできりっとした味わいになりますし、醤油の角が取れて丸みを感じていただけます」

佃煮屋さんが作るうなぎだから甘いのかなと勝手に想像していましたが、タレ作りの工程そのものは料亭仕込みのため、きりっと上品な甘みです。

うなぎ弁当のお供は「鰻(うなぎ)コーラ」!

お弁当のお供に鰻コーラをオーダー。瓶を見た時は「あれ、うなぎのタレ頼んじゃった」と慌てましたが、しゅわしゅわと炭酸がはじけ、味も間違いなくコーラ。うなぎのエキス入りとあったので怪しかったですが、普通にコーラです。ラベルもユニークなのでお土産にもよさそうですね。

真空パックもあるのでお土産にもおすすめ

お弁当だけでなく、日持ちのする真空パックもあります。「うなぎ蒲焼真空パック」は、並、上、特上の3種類。写真は左が特上で右が並。特上のボリューム感、すごくないですか?

大切な人への贈り物として詰め合わせもあります。ちなみに私は母の日、父の日の贈り物は毎年これです。もらう相手はおいしいし、元気がつくしで喜んでくれて、贈る側も毎年何を贈ろうか悩んでいたのが嘘のように迷うことなくなったのでうれしいかぎりです。

「小松屋」はうなぎだけでなく、佃煮の商品もとてもおいしいので紹介したかったのですが、またうなぎだけで熱く語りすぎてしまったので、また別の機会に佃煮編をご紹介します。

店舗情報
住所:茨城県土浦市大和町5-3
電話番号:029-821-0373
営業時間:9:00~19:30
定休日:無休(1月1日はお休み)
ホームページ:https://www.5028.jp/
Instagram:komatsuya_tsuchiura
Facebook:https://www.facebook.com/komatsuya.tsuchiura

土浦在住ライター(土浦市)

土浦市在住のフリーランスの編集・ライター。海外・国内の旅行関連のガイドブックや書籍制作をはじめ、ブライダル情報誌の編集にも携わる。食べること・飲むことが好きで、趣味が興じて最近では食を中心にWEB、紙媒体などで取材執筆活動中。地元土浦の飲食パトロール、歴史やカルチャー学習も積極的に行っています。

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