家族が息抜きのために利用できる介護保険サービス・レスパイトケア【介護福祉士が漫画でわかりやすく解説】
こんにちは。認知症のケアサポーター『夢 はるか』です。わたしはデイサービスや訪問介護の現場で15年以上働く介護福祉士です。
介護の仕事をしながら、子どもの頃から好きだった漫画を描くことを通して、認知症や介護のことを、一人でも多くの人に知っていただきたいと考えてがんばっています。
今日は、わたしがデイサービスで働いていたときに経験した、老老介護のお話をします。
実話に基づく話ですが、プライバシーに配慮し創作を加えています。
80歳の女性が90歳のおばあちゃんを、一人で介護していました。
朝のデイサービスの送り出しが大変で、早朝から準備に四苦八苦しておられました。
そのおばあちゃんは、介護者の旦那さんのお姉さんで、義姉にあたる人でした。
他に身寄りがなく、頼るあてもないためお世話しているとのことでした。
昔からとてもお世話になったので、恩返しをしたいという気持ちを強く感じました。
最期は自宅で看取りたいと話しておられました。
はつらつとした元気そうな方でしたが、大丈夫かな…と心配していました。
でも、介護保険のサービスを上手に活用して、介護の合間の息抜きを楽しんでいました。
介護は毎日続くもの、だからこそ、休息も必要ですね。
『レスパイトケア』という言葉を、ご存じですか?
英語の『respite(レスペット)』からくる和製英語のようです。
介護する人が『ひと休み』や『息抜き』をするための、介護者のためのケアという意味です。
介護保険で利用できる『レスパイトケア』には、通いのデイサービスや、短期間のお泊りのショートステイ以外にも、さまざまなメニューが用意されています。
ケアマネージャーに相談すれば、その人に合ったサービスを教えてくれます。
『レスパイトケア』を上手に利用して、無理せず介護を続けていきましょう。