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京都市上京区・京都御所から北へ、タクシー運転手お墨付き! 新喜劇のセットみたいな正統派食堂でランチ

loose自営業(京都市)

今回のお店は烏丸通沿い。何度も前を通ることがありまして、その店構えから絶対行こうと決めてたお店です。入ってみたら、思ってたとおりのエエ感じでしたので、早速ご紹介を。

こちらが今回お邪魔した「みや古食堂」さん。ね、新喜劇のセットみたいな店構えでしょ。真新しく堂々した「味 みや古食堂」の看板と、歴史刻みまくりの暖簾のコントラストもステキ。これは入らざるを得ません。最寄り駅は地下鉄今出川駅。烏丸通を北へ500mほどの場所にあります。今回はクルマで行ったのですが、お店すぐ北の道を西へ入ったところにコインパーキングがあったので、そちらに停めてレッツゴー。

ショーケースはこんな感じ。ご飯物や麺類のアラカルトから定食まで幅広くラインナップされとりますね。そしてそして、その横には……。

出た! 食堂あるあるのお寿司ちゃん。いなりと細巻、巻寿司が用意されているようでございます。では店内へゴー。

お店奥のテーブル席に着席です。これは人が少なくなった瞬間を狙ってパチッといったものですが、お昼を大きく回った時間にも関わらず、お客さんが1人、また1人とやってきておられました。場所柄同志社の学生さんが多いのかと思ったら、たまたまかもしれませんが年齢層はもっとグッと高め。そしてタクシーの運転手さん率が高かったんです。「タクの運ちゃんの集う店に美味しくない店ナシ」理論からして、こちらはハズレではないと確信しました。

そしてそして、店頭で気になっていたお寿司は、店内でこんなショーケースに収まっておりました。一番下の段の100円シリーズはすでに売り切れの様子。おそらくいなりが並んでいたのではないか、と。こういうお寿司って目ン玉飛び出るほど「オイシー!」ってことはないんですが、なんていうか「そばにいてくれるだけでいい」的ほっこり感があるんですよね。

で、メニューはお店入って右側の壁をご覧くださいませ。麺類からご飯もの、定食が整然と並んでおります。けっこう迷って一番左端、店名を冠した推しメニューであろう「みやこ定食」をお願いしたら、なんと売り切れ! ううう……。そこからさらに長考に入りまして(←迷惑)、さんざん迷ってオーダーを決めました。

今回お願いしたのはこちら! 中華そば650円と200円のお寿司のコンビです。こうやって並べてみると、しみじみエエ感じの組み合わせでございますな。今回、ショーケースに並ぶお寿司を見て、どうしてもオーダーしたくなったんです。で、お寿司をうどんやそばと合わせることも考えたんですが、いなり&巻寿司という、個人的にはどちらかといえば「あっさり」な味だったので、気分的にそこへ少し油分を、ということで、中華そばを組み合わせてみました。あ、ちなみにお寿司は自分で取ってくるスタイルでして、テーブルに戻ったらお店の方がお醤油を持ってきてくれましたよ。

早速中華そばを。麺は細めでツルツルッとした食感で、スススーっとすすれます。スープは鶏ガラベース? でしょうか、定番って感じの醤油味でほどよい油分も思ったとおり。トッピングされたかまぼこもいい感じなんですが、モヤシがまた! ツルッと食感の麺とは違ったシャキシャキっとした歯ごたえが、とてもいいコントラストになってました。あ、2枚入ったチャーシューもおいしゅうござましたよ。そしてもちろんお寿司もど真ん中の味わい。あっという間に完食しました。

ちなみにこちらはミンチカツ定食800円。これまたシンプルイズベスト的ビジュアルがグーググー。お味ももちろんグググのグでした。

新喜劇のセットのような店構えに惹かれて入店した「みや古食堂」さん。時間帯もあったと思うんですが、お一人様が多かった店内にはゆったりとした空気が流れてまして、のんびりと食事を楽しめました。そんななか、オーダーが入るたび「はーい!」と厨房から響く声が、シャンとしたお店だな〜って感じさせてくれて、こんなとこも長く愛されてる理由なのねと思ったり。というわけで、大満足だった今回ですが、次回は売り切れで涙をのんだ「みやこ定食」いってみたいなと。どんな内容か、今から楽しみです!

みや古食堂
住所/京都市上京区相国寺門前町647
営業時間/11:00〜20:00 ←要確認
定休日/日曜 ←要確認

自営業(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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