【福岡市早良区】開店から1ヶ月で常連客続出!西新のグルテンフリーパンのAround the Bend
お散歩ライターの石井つかさです。
健康志向の高まりや小麦アレルギーへの関心が広がる中、西新エリアに新しい米粉専門のパン屋さんが登場しました。2024年10月にオープンしたグルテンフリーパン専門店『Around the Bend』は、熊本県産米粉を100%使用したパンを販売しているパン屋さんです。
『Around the Bend』の最大の特徴は、火曜日限定で営業していることです。店舗は西新エリアの人気カフェ「grit」の定休日を利用した間借りスタイルです。
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店主は「週1回の営業を通じて、少しずつ米粉パンの魅力を広めたい」と語ります。オープン当初から地元住民を中心に人気を集め、プレーン(税込350円)やコーヒーあんこ(税込400円)などオリジナル米粉パンの評判が広がり、常連客も増えているそうです。
試食用に切り分けてもらったプレーンとコーヒーあんこ
この店で提供されるパンは、すべて熊本県産米粉を100%使用しています。小麦アレルギーの人も安心して食べられるほか、もちもちとした食感としっかりとした重量感が特徴です。「米粉のパンは初めて」という方からも「塩むすびのような素朴な味わいでクセになる」という声が聞かれるほど、多くの人に支持されています。
さらに、パンの製造には乳製品ではなく大豆バターを使用しており、植物性の材料を取り入れたヘルシーな仕上がりです。
グルテンフリーとは?
グルテンフリーとは、小麦や大麦などに含まれる「グルテン」を含まない食品のことです。パンや麺類などの主成分であるグルテンは、もちもちとした食感を生み出しますが、アレルギー反応を引き起こす人もいます。近年では、アレルギー対策だけでなく、腸内環境の改善や血糖値の安定を目指して、グルテンフリーを選ぶ人が増えています。
『Around the Bend』は、小麦粉のパンに馴染みがある人にも「初めての米粉パン」を楽しんでもらえるようにと、丁寧なパン作りに取り組んでいます。
火曜日の営業という限られた中でも、店主は米粉パンを広める手応えを感じているようです。「お客様からの直接の声が一番の励み」と店主。美味しい米粉パンと店主の明るい接客で、開店から1ヶ月半で地域住民の常連客がつき、現在ではさらなるメニューの開発も視野に入れています。
『Around the Bend』のパンは、小さなキッチンでひとつひとつ手作りしているため、大量生産はできません。しかし、その制約の中で1日で70個を売り切ったこともあります。目当てのパンがある方は、ぜひ早めの来店がオススメです。