【真夏のガーデニング】お花の水やりは朝夕というけど日中に必要な場面とは【園芸歴25年のプロが解説】
ガーデニングを始めるとまず基本として、水やりは涼しい朝夕にしましょうという事を学ぶと思います。しかし、コレだけの猛暑が毎日続く真夏は話が違ってきます。
真夏のガーデニングは朝に水やりをしても午後には水切れを起こしてしまうことがよく起きます。こんな時どうする?夕方まで待ってから水を与えるか、それとも涼しい翌朝に与えるのがいいのか?
とても迷っておられる方も多いと思います。この記事で紹介していきますね。
お花の水やりの基本は朝夕
お花の水やりは基本朝か夕方の涼しい時間帯に与えるのがベストです。なぜなら暑い時間帯に与えてしまうと土の中がお湯の状態になって根が傷んでしまうからです。
日中は日差しも鉢にあたりますし鉢の温度も上がります。なので基本は朝夕と言わています。
猛暑日が続く近年は日中の水やりも必要な場面がある
猛暑日が毎日続くと8号や10号の鉢でもお花が大きく育っているとあっという間に水切れを起こします。この状態で夕方まで待つべきか、炎天下の日中に与えるべきか?
判断が難しいですが、基本お花の葉っぱがしおれてお花まで萎れかけていれば迷わず日中でも与えましょう。
基本通りに夕方まで待っていたらもう復活不可能なほど萎れていることもあります。
常識外れの猛暑には園芸の水やりも常識を覆して、ダメになる前に与えるのも大事と思います。
その場合は、とにかくたくさんの量の水を与えて鉢の中の温度を下げてやることも大事です。
萎れたお花を復活させるなら
萎れてしまったお花を復活させるなら、朝や日中に与えても復活にはとても時間がかかります。復活させるなら日中に与えた後夜にも与えましょう。コレで翌朝には復活しています。
朝から萎れているお花を復活させようと頑張って水やりしても、日光が当たりだすと復活は難しかったり、時間がかかります。
鉢植えなら午後から日が当たらない場所へ移動するととても効果的です。
常識外れの暑さには水やりも常識はずれで対応
常識外れの猛暑が連日続いて雨すら10日くらい降らない我が家ですが、そんな時の対応は、与えてはいけないと言われる日中でも水やりする。
ただしその場合は、鉢の温度が下がるほどたっぷり与えましょう。そして芝生なんかも日中に水切れしてチリチリ葉っぱが巻いて水切れサインが出ている場合がよくあります。
こんな時は気にせず大量の水を与える。日中でも気にせず与える。
近年の暑さにはこれくらいの対応も必要かもしれませんね。
まとめ
真夏のお花が水切れで萎れている、芝生がしおれて茶色気味になってきている。こんな時は、朝夕が原則という水やりの基本も破ることも必要です。
一度枯れてしまったお花は元には戻りません。萎れている状態で何とかしてあげる。
日中の炎天下でもお花がしおれて枯れそうなら水やりは必要です。その場合は鉢の温度が下がるほどたっぷり。
年々気温が常識外れになってきていますので、お花の水やりも萎れている時、非常時は常識にとらわれないのもいいかもしれません。