【南城市】味覚がととのう!素材の味を活かしたコース「ビストロブーケ」
今回訪問したのは、知念にある「ビストロブーケ」。地元で長年愛されるフレンチ&イタリアンレストランです。旬の食材を使ったお料理は、どれも素材が持つ本来の美味しさを引き出すため味の加減がポイント。コースを食するうちに、濃い味に慣れた味覚をととのえられる、そんなレストランです。
331号線沿いの一軒家レストラン「ビストロブーケ」
国道331号線の「ヤシ並木ロード」の山側にある「ビストロブーケ」。こちらの一軒家の1階部分がレストランになっています。
今回の訪問時には、ちょうどクリスマスシーズンのデコレーションがされていました。店内には大きなツリー(2メートルくらい?)もあり、南欧風なお部屋の内装と相まってクリスマス気分を醸し出しています。
ホールの横には個室が2つ。ご家族や小規模グループで集まるのに良さそうです。
クリスマスだけじゃなく、誕生日パーティーなどでも使い出がありそう。
ランチはお魚・お肉・パスタの3種類から
ランチはお魚・お肉・パスタの3種類から選ぶ形式。イチオシは、すぐ近くにある知念漁港から水揚げされたばかりのお魚を使った「鮮魚の~」メニューです。
いずれも前菜・スープ、パン、デザート、ドリンクが付いています。
前菜
前菜で登場したのは、旬のドラゴンフルーツがあしらわれたサラダ。
玉ねぎとにんじんをベースにした自家製ドレッシングに、自家製マヨネーズを添えており、甘みの中に絶妙にクリーミーな酸味が混ざります。
さらに、レタスとパプリカの間には、南城市特産のモズクと、まぐろのカルパッチョがサンドされているという、贅沢な一品。ドラゴンフルーツのほのかな甘みと、新鮮なまぐろのコラボレーションです。
本日のスープ
この日は「麦とひよこ豆のポタージュ」でした。栄養が豊富な押し麦を、柔らかくゆでて裏ごしし、生クリーム、牛乳でのばしたもの。
塩気がほとんどない薄味で、どこまでもまろやかに、しみじみ優しい味です。ひよこ豆を噛み締めると豆の旨味がぎゅっとしみわたります。
自家製パン
パンも自家製です。写真では同じに見えますが違うパン。どちらもしっかりと温かいです。左はふかふかの食感で、シナモンやフェンネルシードなどのハーブが練り込まれたパン。
右はパリパリの食感が楽しめるセミハードパン。そのまま食べてもしっかり小麦の味がします。
バターやオリーブオイルがなくても、素材の味だけでパンが美味しく楽しめるのにびっくり。前菜→スープで味覚がととのってきたのでしょうか。
ここではハーブパンを食べ、セミハードはメインが来るまで残しておくのがオススメ。
メイン:お魚料理
本日のメイン「鮮魚のソテー ハーブ風味トマトソース」です。
今日の魚はブダイ。( 別記事の「ガーデンレストラン 花さんご」でも使われていた、沖縄の高級魚)
皮がパリパリに焼き上げられていて、バルサミコ酢とハーブの効いたトマトソースが「南欧」って感じです。添えられた野菜はかぼちゃ、オクラ、冬瓜、ブロッコリー、カリフラワー。お魚の下にはカッペリーニ。トマトソースをつけるとまた美味しくいただけます。
そして、先ほど残しておいたセミハードパン。ここでソースをつけて味わいましょう。スペイン料理の「パンコントマテ」をモチーフにした食べ方です。そのためにあえてプレーンにしているのだそう。
ぜひお試しを!
手作りデザート
食後にはデザートが2品。いずれも自家製です。
月桃アイスとさんぴん茶とカルダモンのムース。そしてコーヒーをいただきました。
月桃風味がするアイスは、沖縄でありそうでないデザート。ムーチーの香りと風味が広がります。さんぴん茶とカルダモンのムースはミルク風味で、この組み合わせでハーブティーを飲んでみたい!と思わせる仕上がり。
地元の食材で、優しい味付け。ハーブもたっぷりで味覚も体も「ととのう」ランチ。定期的に訪れたくなるお店です。
ビストロブーケの店舗情報
住所: 沖縄県南城市知念久原435-2
営業時間:ランチ:11:30~15:00/ディナー:18:00~21:00
定休日:火曜日
WEBサイト:なし
電話番号:098-947-6755
この記事を作成したクリエイターが主宰する「ちゅらすき」(外部リンク)は、沖縄県の美味しいカフェ・レストランを実際に巡ってレビューするグルメブログです。写真をふんだんに使ってわかりやすく紹介しております。ぜひご覧ください。