「甲状腺が悪くなる」と"冷え"やすくなる?-寒〜い冬を快適に過ごすためのポイント!-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「甲状腺」と「冷え」の関係を解説していきます。
今回の目次
- なんで体が冷えやすい?
- 冷えと甲状腺ホルモン
- なんで甲状腺が悪くなるの?
- 冷えの対策!
- 最後に
1.なんで体が冷えやすい?
「手足が冷えやすい」という悩みを持っている方は多いです。
特に手足のような"末端"には、血液の流れが滞りやすいため、冷えを感じやすい部位ですね。
そのため、冷えが起こりやすい要因の1つが「血流が悪い」ことです。
例えば、足の血管の老化(動脈硬化)が進むと、血液の流れが悪くなり、足が冷えやすくなります。
また、体が冷えやすい方の特徴として「体内で熱をつくる力が低い」という方が多いです。
下のような特徴の方は、体内で熱をつくりにくくなります。
- 筋肉量が少ない(筋力低下)
- 栄養が不足(食事量が少ない)
- 代謝が悪い
- ホルモンバランスの乱れなど
2.冷えと甲状腺ホルモン
甲状腺とは、のどぼとけの下辺りで、蝶のような形をした臓器です。
甲状腺ホルモンを分泌しています。
甲状腺ホルモンは「全身の代謝を活発化させて、熱の産生を促進する」といった作用があります。
そのため、甲状腺が悪くなると…
↓
甲状腺ホルモンの分泌が低下
↓
代謝が悪くなる(熱の産生が低下)
↓
体が冷えやすくなる。
このように実は「甲状腺」と「冷え」にも関係があります。
3.なんで甲状腺が悪くなるの?
免疫の異常により、甲状腺の一部が破壊されてしまうことがあります。
この原因ははっきりとわかっていませんが、喫煙やストレスは甲状腺を悪くしてしまうことがあるといわれています。
また、甲状腺が悪くなると、のどの辺りが腫れてくることがあります。
そのため「のどの辺りの腫れ」+「体が冷えやすい」+「その他の症状(※)」がある場合は、甲状腺が関係しているかもしれません。
※その他の症状…疲れやすい・肌が乾燥する・太りやすい・便秘・眠気など
4.冷えの対策!
冷えの対策として、筋肉・栄養(食事)・血流(血管の状態)が大切です。
- 筋肉…筋肉が運動をすることで、熱の産生が促進するため、筋力の向上をすると良いです。(筋力トレーニング)
- 栄養(食事)…食後に栄養が体内で代謝される際に熱の産生が促進(食事誘発性熱産生)します。そのため、しっかりと栄養を摂る(特にタンパク質)ようにしましょう。
- 血流(血管の状態)…血管の老化が進むと、血流が悪くなってしまうため、高血圧・高血糖などの血管に負担のかかることには注意しましょう
また【2.冷えと甲状腺ホルモン】でも解説したように、ホルモンバランスの乱れも、冷えを招いてしまいます。
5.最後に
今回は、特に「甲状腺」と「冷え」の関係を解説しました。
下の動画でも、甲状腺について解説しているので、ぜひご覧ください。
これからの時期(執筆日2023/12/26)は、さらに寒くなりますので、冷えの対策を心がけて、快適に冬を過ごしていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!