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【名古屋市】ロカボの習慣は美味しくなければ続かない「スイーツSaccho」さんはみごとにそれを実現!

羽矢旬良100縁ライター(名古屋市)

10年ほど前からじわじわと話題になり始め、もはや定着した感がある「ローカボ」。糖質を適正に取る習慣を身につけることで、体形や健康を維持しようとするものです。

筆者はパン作りが趣味で、ご多分に漏れず低糖質のパン作りを試みたことがあるのですが、正直に申しまして挫折しました。なぜか?まずいんです。

昭和区にある「スイーツsaccho」さんは、シェフの川田さんが代表を務める株式会社幸蝶が運営する低糖質スイーツ専門店。「ローカボ」と「美味しい」を実現させた商品を販売しています。

川田さんは、20代でフランスに渡り、その後、名古屋の某有名ホテルで修行を重ねます。

その間、国内有数のパティシエコンテストでの優勝を含め、数々の賞を受賞するなど実力を蓄えた後に独立。オーダースイーツ専門店としてスタートしました。

やがて、川田さんの探究心から低糖質スイーツをメインに取り扱う形態に変貌していったのだそうです。

ネット通販がメインで、店頭に並ぶのは冷凍の低糖質スイーツ数点と少量の焼き菓子のみ。

「商品としてお客様に提供できるレベルに仕上げるまでには、1年近くかかりました」と川田さん。

「『低糖質』に明確な基準はありませんから、砂糖を減らすだけでも『低糖質』をうたえるんですね。でも、当店のスイーツは砂糖を一切使わないものにしようと。ただ、砂糖の美味しさを使えないとなったときに、それを別のもので補わなければなりません。そこが難しかったです」と長い時間をかけて試行錯誤されたそうです。その苦労は計り知れません。

「砂糖の代わりに『ラカント』という甘味料を使っています。小麦粉も低糖質の全粒粉しか使用していません。全粒粉とおから、豆乳などを独自にブレンドして砂糖の甘みに替わる旨味を重視した生地を作っています。いくら低糖質をうたっていても、お菓子として成立していなければ商品になりませんから」

そう語る川田さんからは、妥協を許さないプロとしての意気込みを感じます。

「当店のお菓子は、甘みを押さえている分、味に特徴があります。ですので、とりあえず試してみたいと言う方のために、量り売りとして少量をパックにして販売しています。自分用に購入されるお客様もみえます」とのこと。

これはうれしい工夫ですね。

今回筆者は、冷凍庫の商品の中から「低糖質なめらかカップショコラ」と「低糖質カップチーズ」を購入しました。

「低糖質なめらかカップショコラ」はやわらかい食感のショコラケーキで、甘みを抑えたビターな味わい。

「低糖質カップチーズ」はなめらかな食感のレアチーズケーキで、チーズの風味をしっかり感じました。

どちらもとても美味しかったです。

「まだまだ、これで終わりではないんです」と川田さんのスイーツへの探求はこれからも続きます。

ローカボを意識したなら、こちらのお店ははずせません。母の日のギフトにも喜ばれそうですね。

店舗情報

店名:スイーツSaccho
住所:名古屋市昭和区北山町3-22-2 ​シャトレ北山1F
TEL:052-784-6355
営業時間:10:00~20:00(日曜日は~17:00)
定休日:火曜日
公式サイト:外部リンク

100縁ライター(名古屋市)

仕事の合間と休日に立ち寄ったお店やスポットをご紹介します。気象予報士(趣味)なので、天気や気候と絡めた記事も書いていきたいと考えています。名古屋生まれ名古屋育ち。現在、近郊在住。

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