可愛い見た目なのに…釣り針も噛み切る「フグの歯」の破壊力
4月10日から 「釣りの知恵袋」なるフィッシュがLINE公式アカウントで配信スタート!
釣具のレビューや釣果がアップする釣りの知識、釣りに関する面白いトピック等の記事を、毎週水曜日の18時00分にお届けします。
ぜひ、友だち追加してご覧ください!
<友だち追加の方法>
■下記リンクをクリックして友だちを追加してください
LINEアカウントメディア(外部リンク)
※本リンクはYahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。
毒のある魚として有名なフグ。
まるまるとしたフォルムで、怒ると膨らむことからマスコットにもなるようなチャーミングな魚ですが、実はその毒以外の要素で釣り人から恐れられていることをご存知でしょうか?
そこで今回は、そんなフグの毒以外の脅威について紹介します。
フグの毒以外の脅威とは…
フグは海釣りをしていると本当に良く釣れる魚で、筆者も先日、海でルアーフィッシングを楽しんでいるうちに何度も釣れました。
毒がある魚ということで、食べなければ危険ではないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はフグは毒以外にも危険な部分があるのです。
それがフグの強力な「歯」
フグの口をよく観察してみると、まるで人間の前歯のようにしっかりとした歯が生えているのです。
しかもフグの歯は切れ味が抜群で、調べてみると海外で耳を噛み切られてしまったという事例も見つかりました。
フグはあまりにも危険なので、フグの養殖をする際には安全のためや他の魚を傷つけないために、稚魚の時から歯切りを行うそうです。
釣りでも仕掛けがとんでもないことに…
フグの歯の脅威は人が手などを噛まれるだけでなく、仕掛けやルアー等にも及びます。
例えば筆者が釣りをしているとワームが突然穴ぼこになって帰ってくることがあるのですが
この正体はフグで、ワームと呼ばれる塩化ビニル樹脂でできたワームもこの通り、きれいに齧り取られています。
また耐久性があることで有名なエラストマー素材のワームをもってしても
ご覧のとおり無残な形になってしまうほどの威力。
他にもエサ釣り等で仕掛けの糸を切られてしまうことは当たり前ですし、時にはその強力な歯で
釣り針をポキっと折ってしまうことさえあります。
釣り針なんて噛んで壊れるものでもありませんし、筆者の知る限りこのような芸当ができる魚はフグしかいません。
海外の動画では、空き缶をフグに噛ませてみたところ、空き缶が歯の形に嚙み切られてしまうというものも見つかりました。
可愛いらしい見た目をしていますが、毒の他にこのような強力な武器をもっているなんて驚きですね。
今回はフグの歯の破壊力について紹介しました。
ぜひ釣りや水族館でフグを見かけた際は、その立派な歯に注目して観察してみてはいかがでしょうか?