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小泉の追撃弾も実らず、浦和レッズが上位対決の神戸戦に大敗を喫する

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第31節。浦和レッズはアウェイ神戸に乗り込んで、勝ち点54で並ぶ4位のヴィッセル神戸戦との上位対決に挑んだ。

試合は、前半7分、神戸のFW大迫勇也が酒井高徳のグラウンダーのクロスを受けて裏に抜け出すと、そのまま左足で押し込んで神戸が先制点を決めた。大迫はJリーグ復帰初ゴールとなった。さらに20分にも、ゴール正面のFKをMFアンドレス・イニエスタが決めて、神戸が追加点。33分にも、神戸のハイプレスからMFアンドレス・イニエスタがミドルシュートを決めて神戸が3点目。前半は、神戸が3-0と大きくリードして折り返した。

後半開始早々の48分。後半から入った浦和レッズのFWキャスパー・ユンカーが起点となると、左サイド関根貴大に展開。その関根からのクロスをMF小泉佳穂が押し込んで浦和レッズが1点を返して1-3とした。しかし52分に、MFイニエスタのクロスFW武藤嘉紀がヘディングであわせて、神戸も追加点を決めて、すぐさま1-4とした。さらに84分には、途中出場の神戸のFWボージャン・クルキッチが中央からゴールを決めて5点目で勝負あり。ボージャン選手も来日初ゴールとなった。

浦和レッズは公式戦10戦負けなしと好調だったが、重要な上位対決で痛い大敗を喫した。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「ここまですごく良い試合を続けてこられたと思いますし、流れも良い中でのこのような敗戦だったので、うまく表現ができないです。我々がやりたいことは出来ませんでした。神戸はゴール前の所でしっかりと決めきった。我々はそういう場面で決められなかった。そういう所の差だったと思います」と、試合を振り返った。

浦和レッズは水曜日に埼玉スタジアムに戻って、ルヴァンカップ準決勝のセレッソ大阪戦に挑む。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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