【エアコン掃除】12月になっても首都圏で夏日 長かった夏の今年は暖房前に念入りに掃除しよう
12月も半ばとなる先週の16日、観測史上としては初めての神奈川県小田原市で最高気温26.0度という夏日を記録しました。その他、千葉県でも数か所で25度以上の夏日となった地域があります。
今年は9月になっても10月になっても暑い日が長く続いたので、エアコンの冷房利用が長引き、エアコン掃除のタイミングを逃したまま12月に入ってしまった家も多いようです。筆者が仕事で伺ったお宅でも夏の終わりに掃除しそこねたというエアコンをいくつか見かけました。
酷暑で暑い日が長かったため例年よりもエアコンの稼働時間が長く、エアコンがかなり汚れています。このまま暖房を使い始めると、閉めきった部屋でカビを撒き散らすようなことにもなりかねないのでしっかりと掃除する必要があるのです。
今回は長かった夏のあとのエアコン掃除についてご紹介します。
エアコン掃除は本体の上から
「エアコン掃除」というとフィルターのことを思い浮かべがちですが、本体の上にもホコリが溜まっていて、そのままにして運転をするとエアコン内部にホコリが入り室内に撒き散らすことにもなりかねません。
最近は100円ショップでも柄の長いダスターを買うことができるので、このようなものを利用してエアコン本体の上もしっかりと掃除をしておきましょう。
夏だけでカビ発生も!エアコンのフィルター掃除は念入りに
こちらの画像は筆者が11月に仕事で伺ったお宅のエアコンフィルターです。夏の冷房シーズンに入る前にフィルター掃除をしたけれど、その後は掃除せずにひと夏使い続けたということでした。
フィルターにはホコリが層になって張り付き、カビも発生しています。
このまま使い続けるとホコリで目詰まりしているため、エアコンの消費電力があがり電気代も高くなります。そしてもちろん、カビを室内に撒き散らすことになるので健康被害も懸念されます。
エアコンフィルターの掃除の仕方
お掃除機能がついているエアコンであれば一定期間掃除は不要ですが、そうでない場合はフィルターを取り外して掃除する必要があります。
1・エアコン本体の電源コードを抜く。
誤動作を防ぐためにエアコンの電源コードを抜いてから掃除をはじめましょう。
2・エアコン本体前の扉を下から上に持ち上げて開き、フィルターを取り出す。
3・住居用などの中性洗剤と使い古した歯ブラシを使ってフィルターの汚れを全て落とすし、水で洗剤をしっかり流す。
4・洗い終わったら風通しのいい日陰で完全に乾かす。
エアコン本体のホコリやカビも掃除する
洗ったフィルターを乾かしている間に本体の手の届く範囲の掃除もしておきましょう。ルーバーにもホコリが付着しカビが生えている場合があります。手の届く範囲でブラシやカビ取りシートなどを使い綺麗にしましょう。
かなり汚れているエアコンの場合、奥の熱交換器にもホコリが付着している場合があります。熱交換器部分は非常にデリケートなので、汚れが目に見える場合はプロにお願いするようにしましょう。
夏の終わりにエアコン掃除をしなかった方は、暖房で使い始める前にぜひエアコン掃除をしてください。シーズン中は2週に1度のペースでフィルター掃除をしておけば衛生的に、そして無駄な電力を使わずに使用できますよ。
健康のためにも電気代節約のためにもぜひ実行してくださいね。