藤井聡太二冠、歴史的妙手▲4一銀を放ち竜王戦2組決勝進出&5年連続本戦&R戦23連勝&公式戦17連勝
3月23日。東京・将棋会館において第34期竜王戦2組準決勝▲藤井聡太二冠(18歳)-△松尾歩八段(40歳)戦がおこなわれました。
10時に始まった対局は21時48分に終局。結果は75手で藤井二冠の勝ちとなりました。藤井二冠が57手目に指した▲4一銀(銀をただで捨てる王手)は本年度を代表する歴史的な妙手でした。
藤井二冠はこれで決勝に進出。1組昇級と5期連続の本戦進出を決めました。
藤井二冠は竜王ランキング戦でデビュー以来無敗の23連勝を達成しました。
また藤井二冠は公式戦で17連勝も達成しました。
17連勝は今年度全棋士中1位の記録。しかし本局が今年度最終戦となるため突き抜けてしまい、今年度連勝賞の対象にはなりません。
藤井二冠の今年度成績は44勝8敗(勝率0.846)です。
藤井二冠は今年度記録4部門(対局数、勝数、勝率、連勝)のうち、勝数(44)と勝率(0.846)で1位となりました。
4年連続での勝率1位は羽生善治九段に次いで史上2人目です。4年連続の勝率8割超えは史上初となります。
藤井二冠は2組決勝で渡辺明名人-八代弥七段戦の勝者と対戦します。