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(今さら訊けない)スパナとメガネレンチの違いについて|正しい使い方と選び方とは

DIY道楽のテツ元プロの溶接工で2児の父。バイク大好き&ママチャリ乗ってます

こんにちは! DIY道楽のテツです。今回は「スパナとメガネレンチの違い」について解説していきますね。知っているようで知らない基本的な話ですがとっても大切なことでもあります。工具を正しく使うためにこの記事を通して、それぞれの特徴、使用用途、そして得手不得手について学んでいきましょう!

この記事から学べること:
1.スパナとメガネレンチの基本的な違い
2.それぞれの具体的な使用用途
3.各工具の得意な点と不得意な点
4.二つがくっついた「コンビネーションレンチ」もある

●似てるけど違う、スパナとメガネレンチ

スパナとメガネレンチはどちらもボルトやナットを締めたり緩めたりするための工具ですが、使い道や機能性に大きな違いがあります。これらの工具は外観が似ているため、間違えやすいですが、用途に応じて適切なものを選ぶことが重要です。

・スパナとは?

スパナは、両端に開口部がある工具で、ナットやボルトを回すために使用されます。開口部は通常、U字型で、ナットやボルトのサイズに合わせて異なるサイズがあります。スパナの大きな特徴は、サイズが固定されている点です。これにより、正確なサイズのナットにぴったり合わせることができ、滑りにくくなっています。

・メガネレンチとは?

メガネレンチは、スパナと似ていますが、両端に環状の開口部がある点が異なります。この開口部は、ナットやボルトを完全に囲むことができるため、力を均等に分散させることができます。その結果、ナットを傷つけにくく、より強い力をかけることができるのが特徴です。また、メガネレンチは通常、一つのレンチで二つのサイズのナットに対応しているため、携帯にも便利です。

●なぜスパナとメガネレンチの使用がそれぞれ異なるのか?

・スパナの使用用途と得意な点

スパナはそのシンプルな構造から、頻繁に抜き差ししてボルトを回したい時に適しています。また、狭いスペースで作業する際にも、平たい形状が役立ちます。しかし、オープン形状ゆえに掛けられるトルクに限界があることと、先端が広がってしまう弱点があります。

・メガネレンチの使用用途と得意な点

メガネレンチは、その多機能性により、様々なサイズのボルトやナットに対応可能です。六角や十二角の形状はボルトやナットによりしっかりと噛み合うため、滑りにくく、力を均等に分散できます。これは、特に摩耗しやすいボルトやナットに最適ですが、一方で、レンチ自体が少し厚みがあるため、非常に狭い場所では使いづらい場合があります。また、抜き差しがやや面倒という欠点があります。

●スパナとメガネレンチが一緒になった「コンビネーションレンチ」

一つのレンチで両方の機能を持つ便利な工具もあります。一方の端には開口スパナが、もう一方の端にはメガネレンチがついているため、多様なサイズや形状のナットやボルトに対応でき、工具を持ち替える手間が省けます。

ちなみに、筆者はこのコンビネーションレンチを主に使っています。

●まとめと結論

スパナとメガネレンチは、見た目の似ている工具ですが、その使用用途と機能は異なります。適切な場面で正しい工具を使い分けることで、作業の効率と安全性を高めることができるのです。この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!

元プロの溶接工で2児の父。バイク大好き&ママチャリ乗ってます

こんにちは!DIY道楽のテツです。 父から「無いものは作る」精神、母からは道楽者の血を受け継いだ47歳二児の父です。 趣味は古いバイクや自転車をレストアして新たな命を吹き込むこと!バイクや自転車(特にママチャリ)、車のレストア、改造、修理、メンテナンスを楽しんでいます。また、何かを育てたり維持管理するのも好きなので、家庭菜園や掃除もやっています。 DIYは金属加工、100ボルト溶接、木工、家のリフォーム、工具の使い方など幅広く取り上げます。高価な工具も良いですが、コスパの高い百均(100円ショップ)の工具の使い勝手もレビューしていきたいと思います。お付き合いのほど、よろしくお願いします!

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