【京都市中京区】めっちゃ可愛いオリジナルにおい袋をつくるキットをお香の老舗が販売 夏の自由研究にも。
香木というと思い浮かぶのが「蘭奢待」でしょうか。奈良東大寺の正倉院に安置され、足利将軍や織田信長、明治天皇など一部の高貴な人々しか削り取ることが許されなかった貴重なもの、お香というと、貴婦人方の持つものとのイメージがありますね。
創業宝永年間、香づくり一筋で300年以上続く松栄堂さんは、宗教用の薫香をはじめ、茶の湯の席で用いる香木や練香、お座敷用のお線香や手軽なインセンス、匂い袋など香百般を扱ってきました。お香の文化や魅力を伝えたり「香りある豊かな暮らし」の普及にもつとめてはります。
同社によると、「香の原料の多くは天然香料で、中国やインド、東南アジアを中心に世界各国から運ばれてきます。化学的に香りを合成することもできますが、深さと微妙な味わいは天然香料におよびません」と言います。
そんな、香のプロが、これからの時代を担う子どもたちにも、気軽にお香の楽しさを体験してほしいと、お香キットの販売を始めました。その名も「おうちでkoh-labo におい香を作ろう!」。キットには、子ども向けのワークブックもセットにしてあります。
実はこの商品、購入した人だけの作り方や原料紹介の専用動画を特設ウェブページを見ながら、6種類のタブレット状になった匂い香(丁子・甘松・竜脳・白檀などの香料を刻んで調合したもの)を自由に組み合わせて、オリジナルのお香をつくることができるすぐれものなんです。
出来上がった高級感あふれるちりめんの匂い袋は、洋服の時にはポケットに忍ばせたり、玄関や部屋に置いたり、また、バッグやランドセルなどに入れたり、いろんな場面で香りと彩りを楽しむことができます。
テレビやSNSなどでおうち時間も多いですが、香りだけは伝わりませんね。これならおうちでも楽しい体験ができますよ。子どもたちの自由研究にいかがですか。この夏は、ご家族で日本の伝統文化のひとつ「お香」を研究してみましょう。
香老舗 株式会社 松栄堂 京都市中京区烏丸通二条上ル東側