尿酸値を高くする"5つ"の特徴!更年期以降は注意するべき?
ご覧頂きありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「尿酸値を高くする"5つ"の特徴」を解説していきます。
今回の目次
- 尿酸値ってなに?
- 尿酸値が高いと何がいけないの?
- 尿酸値を高くする"5つ"の特徴
- 尿酸値を下げるための生活習慣
【1】尿酸値ってなに?
尿酸値とは、血液中にどれくらいの尿酸があるのかを表した値です。
尿酸は「プリン体」が分解されることでできる代謝産物です。
【2】尿酸値が高いと何がいけないの?
尿酸値が高いと聞いて、まず浮かぶのは関節(特に足の指)が痛くなる「痛風」でしょう。
尿酸が増えると、結晶化してしまい、それが関節に溜まり炎症を引き起こすことで激しい痛みとなります(痛風発作)。
また、それだけはなく尿酸の結晶(尿酸塩結晶)が腎臓に溜まると、腎機能を低下させてしまことがあります。
これを「痛風腎」といいます。
このように関節の痛みだけではなく、内臓器にも影響を起こしてしまうのが怖いところですね。
【3】尿酸値を高くする"5つ"の特徴
尿酸値は「プリン体の分解が促進」「プリン体を多く含む食品を多く摂る」「尿酸の排泄が低下」という3つの理由で高くなりやすいです。
今回は具体的なものを"5つ"みていきましょう。
①お酒をたくさん飲む
特にビールはプリン体を多く含んでいるため、尿酸値が高くなりやすいです。
また「プリン体0」というものでも、アルコール自体がプリン体を分解して、尿酸値を高くするため注意しましょう。
②男性や閉経後の女性
女性ホルモンである「エストロゲン」は、尿酸の排泄を促進する作用があります。
そのため、男性やエストロゲンの減少する閉経後の女性では、尿酸値が高くなりやすいです。
閉経と食事の関係については、こちらの動画でも解説しておりますので、ぜひご覧ください.
③肉類・魚卵・肝を好んでよく食べる
特に、鶏レバー・いわしの干物・白子・えびなどにはプリン体が多く含まれているため、尿酸値が高くなりやすいです。
「レバー」「魚の干物」「白子」が特に注意です。
④水分不足である
水分不足(脱水)の状態では、尿量が減るため、尿酸の排泄が低下します。
これにより体内に尿酸が蓄積して、尿酸値が高くなります。
また、激しい運動をしてたくさんの汗をかくと脱水状態となってしまいますので、急に尿酸値が高くなり、痛風発作が起こりやすくなります。
⑤ストレスが蓄積している
ストレスがかかると「交感神経」という神経が興奮します。
これにより尿酸の排泄が低下することで尿酸値が高くなります。
【4】尿酸値を下げるための生活習慣
尿酸値を下げるためには、食事などの生活習慣を整えることが最も大切です。
具体的には下のようなことがあげられます。
- お酒を飲み過ぎない
- プリン体を多く含む食品を摂り過ぎない
- 過食に注意して、肥満の解消
- ストレス解消を心がける
- 適度な運動を心がけ、激しい運動はしない
- 適切な水分補給を心がける
実際、尿酸値が高い状態(高尿酸血症)でも、初期は特別な症状はないことが多いです。
しかし、尿路結石ができやすかったり、痛風発作が出る可能性は高くなるため、定期的に健康診断をうけて、対策を心がけるようにしましょう。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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