スキー場の温泉がいま「穴場」なわけ 野沢菜ができるアツアツな温泉から、野生の湯畑まで
宿泊経験500泊。関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。
紅葉が終わると、いよいよ本格的な冬の到来ですが、初冬(12月上中旬)にぜひ訪ねたい穴場観光地として「スキー場の温泉」があります。
野沢温泉 湯がアツアツなので12月向き
長野県の野沢温泉は、野沢菜の名前の由来。現在でも、温泉のお湯で野沢菜を茹でる風景が、日常的に見られます。
以前は、JR飯山線の途中駅に向かい、路線バスに揺られて向かう温泉地でしたが、現在は北陸新幹線の飯山駅から、観光バス仕様の快適な直行バスで1本です。
スキー場の温泉地というと、あまり良いイメージではないかも知れませんが、野沢温泉には、ごく一般的なレトロな温泉地の雰囲気があります。
今年(2024年)は、昨年より降雪は早めですが、12月1日現在、ゲレンデの一部しかオープンしていない状況。現地の方に電話で聞いても、まだ混雑感は見られないとのことでした。
13か所もある公衆浴場は、泉質がよく(含石膏-食塩・硫黄泉)、お湯はかなりのアツアツ。
湯冷めしづらく、夏よりも、冬の季節に向きます。
近年はオーストラリア人の来訪も増え、ハンバーガー専門店など、従来の温泉地になかったお店も増加。もちろん昔ながらのそば屋さんなども健在です。
夏秋には閉めており、12月に入ると営業する店が増えますので、徐々に温泉街が活気づきますが、まだまだスキーヤーが少ない今が狙い目と言えます。
万座温泉 今年はスキー場縮小で訪ねる人が減りそう
こちらは、あまり良いお知らせではないのですが、群馬県の万座温泉は、スキー場のケーブルが盗難被害に遭い、4つあるリフトのうち1つ(初心者向け)のみ営業の予定です(積雪の状況が良ければ12月25日から)。
そのため、2024~2025年の冬は、混雑緩和の見込みです。
万座温泉には温泉街はなく、バスターミナルに着くと、荒々しい山々が迎えます。
温泉の随所には湯畑が点在。硫黄のにおいが漂い、自然のダイナミックさが感じ取れます。
草津温泉のような管理された湯畑ではありませんが、「野生の湯畑」ならではの魅力があります。
万座温泉は、温泉街はないため、各ホテルや旅館が、露天風呂や館内の施設を充実させています。
そのため、小さな池や点在する湯畑を見て、あとは宿でゆったりと過ごすのがおすすめです。
なお、スキー場の縮小営業に伴い、万座プリンスホテルの姉妹館の万座高原ホテルは、1月4日まで営業し以降休館。春に再開の予定となっています。
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