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【プレーオフ】イ・ヨンギュ2安打2打点 キウムが勝利し1勝1敗のタイに<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2安打2打点と送りバントで役割を果たしたイ・ヨンギュ(写真:キウムヒーローズ)

公式戦2位のLGツインズが先手を取って迎えたプレーオフ第2戦は、前日敗戦のキウムが序盤にヒットを連ねて2回までに6得点。さらに4回に1点を追加した。

一方のLGも連打と相手リリーフ投手の連続四球などで3回に2点、5回に4点を挙げて追い上げ、5回を終わってキウムが7-6の1点リードで前半戦を終えた。

6回以降は両チームともリリーフ陣が得点を与えず、試合は7-6でキウムが勝利。対戦成績を1勝1敗とした。

キウムは2番のイ・ヨンギュが2安打2打点。送りバントを決めるなど役割を果たした。また3番イ・ジョンフ、4番キム・ヘソンがそれぞれ3安打1打点を記録している。

この試合、キウムが16安打、LGが9安打の打ち合いとなり、さらにどちらも守備のミスが目立ち、4時間19分のロングゲームとなった。

プレーオフ第3戦は移動日を挟んで27日に、場所をキウムの本拠地コチョクスカイドームに移して行われる。

◇10月25日(火)の結果

・プレーオフ第2戦

 LG 6 - 7 キウム(チャムシル)

 勝:イ ヨンジュン

 敗:プルトコ

⇒ 2022年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◇「侍・栗山監督、この日も視察」

来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球日本代表・侍ジャパンを率いる栗山英樹監督が、第1戦に続きプレーオフを視察した。

2試合とも韓国代表入りが予想されるLGのセットアッパー、チョン・ウヨンと抑えのコ・ウソクが登板。栗山監督は投球を見つめた。日本と韓国は1次ラウンドが行われる東京ドームで、来年3月10日に対戦することが決まっている。

◇「イ・ヨンギュ『梶谷はFA2年目じゃないのか?』」

プレーオフ出場中のイ・ヨンギュ(キウム)に、「梶谷隆幸(巨人)が自由契約となり、リハビリのため育成契約を打診されている」ことを伝えると、「まだFA契約して2年目じゃないのか?」と心配を口にした。

イ・ヨンギュは以前、コロナ禍以前の沖縄キャンプ期間中に梶谷と食事をしたことがある。「イ・ヨンギュと会いたい」という梶谷の要望に、関係者が応えて実現した。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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