知る人ぞ知る、福岡では珍しい〈オリックス・バファローズ推し〉の創業53年になる老舗の長浜ラーメン店
福岡市博多区美野島。1971年の創業で50年を超える長浜屋台を起源とする老舗の豚骨ラーメン店。ひと月に何度か訪問する地元民のオアシス的なお店〈長浜ラーメン・餃子 長浜御殿住吉店〉。基本的には一人で飲み&食事に訪れることが多いが、仲間内で飲んだ後のシメに(定かではない記憶のまま)訪れることも偶にありラーメンまで辿り着かないことも稀にある。ここ数年で最も多く通っている気取らないお店だ。
オリックス・バファローズ推し
福岡なので圧倒的に「ソフトバンクホークス」推しが多い土地柄でこともあり、とても珍しい「オリックス・バファローズ」推しのお店としても知られている。古くは「阪急ブレーブス」の頃から、ウエキフーズ(御殿グループ)をあげて応援し続けていて、冒頭でご紹介している通り、小学生であれば、オリックス・バファローズの帽子をかぶって来店すると「ラーメン一杯が120円」になるサービスが有名。オリックスファンの方は、福岡PayPayドームでの「ソフトバンク×オリックス戦」の前後に、どこかの「長浜御殿」に寄られてみてはいかがでしょうか?(ちなみに今まで長浜御殿でオリックス帽子くをかぶったお子さんを見たことがないのでそれを見てみたいという気持ちが相当にある)。
日頃は地元民のオアシスとして、福岡市内近郊のお客さんがほとんど。市外や観光系のお客さんはとても少ない(と思われる)。また先に紹介した通りオリックス・バファローズ推しではあるけれど、基本的なスタンスとしては「地元愛」のあるお店で分け隔てなく楽しめるお店。
長浜御殿は「住吉店」以外のお店もある
現在4店舗を擁する「ウエキフーズ」のブランド「長浜御殿」。福岡市城南区長尾の「長浜御殿長尾本店」、同じく城南区堤の「長浜御殿堤店」、早良区荒江の「長浜御殿荒江店」。さらに中央区長浜の「博多屋台一心亭本店」も、同じグループ店になり、どこのお店も人気店なのでお昼の時間帯は特に混み合う。また各店、基本的には同じ味の豚骨ラーメンをいただくことができる(※厳密には一心亭本店のカエシが御殿各店とは違っているそう)。
お昼のサービスランチがお得
土日祝を除く、平日の11時〜14時の限定メニュー「サービスランチ」。基本は「ラーメンとおにぎりセット」740円、「ラーメンとギョーザセット」790円。それぞれ「辛し高菜ラーメン」「大盛ラーメン」「やき豚ラーメン」への変更も可能。
お昼のセットはもちろんのこと「海苔&ふりかけのおにぎり」ファンがたくさん存在する御殿の名物メニュー。移転前はショーケースがあり、そこから自身で取って申告するシステムだったのが懐かしく思い出される方も多いのではないだろうか?今現在は注文してからほどなく配膳されるようになっている。
名物の多い御殿の中で、博多名物の「博多一口餃子」も「御殿のギョーザ」として人気。小ぶりなサイズなのでラーメンのお供やお酒のおつまみに最適な逸品で、パリッと焼かれた皮の表面と中のジューシーな飴の肉感がたまらない美味しさ。
おそろしくナミナミと入った焼酎
個人的には、お昼の時間帯に寄れるのは休日のみなので、仕事終わりや夜に訪れる機会が多い。そのため、まず来店と同時に(確実に)お酒をいただくことになっているルーティン。特に「焼酎」はロックもいいけど「焼酎の水割り」がおすすめで、まずは「生ビール」か「瓶ビール」で喉を潤した後「芋焼酎の水割り」に切り替えることが多い。その理由は「焼酎の水割り」なのにジョッキにナミナミと注がれた一杯は、ほぼ焼酎では?とか、水入ってる?と思うほどの原酒率の高さで、めちゃくちゃ濃い水割り。そんな感じなので早めに酔いたい人には、かなりおすすめ。おそらく三杯も飲めば、かなりの確率で「酔っ払い人」になれること請け合い。
シメのラーメンに向けての助走を楽しむ
お酒のお供には、まずは「おでん」。最近のお気に入りは、写真の面々。特に最近ハマっているのが「なんこつ天」と「チーズ天」。今までオーソドックスな「おでん」しか食べてなかったことを後悔するほどの美味しさがある。
バナナマンのせっかくグルメでも紹介の名物
今年初めに放送された『バナナマンのせっかくグルメ』で日村さんに紹介された「長浜御殿」の名物(個人的にも好きなメニューが多すぎるため名物が多い)で定番メニューの一つ「とん足」。ラーメンで使用する豚骨スープでじっくりと煮込んだという「とん足」に一味唐辛子などで下味をつけ、表面に焼き目が付くまで焼きあげた超人気の逸品。この番組放映後は在庫切れになりそうなほど売れたそう。
最近のお気に入りのラーメンメニュー
今月(3月)もすでに三度目の訪問になる中で、今現在のお気に入りのメニューがある。それが(本当に今更ながら)「辛し高菜ラーメン」になる。単品の「辛子高菜」として注文することも可能なので、おつまみとして食べつつ、ラーメンの味変として投入することもできるのだけど、最初からデフォルトで「辛し高菜ラーメン」を注文する、この一杯が最近たまらなく美味しく感じられている。
別日(おそらく上の写真の翌日)にもまた訪れた際、その激辛がクセになり、つい「辛し高菜ラーメン」を注文しつつ、保身が働き「月見」を落としていただいて円やかな一杯にするのも最高だった。
夕方から「飲みラー」できる贅沢
15時〜18時くらいがゆっくり楽しめる時間帯なのは間違いない。お昼のランチタイムと夜の晩酌タイムのピークを外した時間帯が絶対的におすすめなので、時間に余裕があれば、ぜひゆったり寛げるその時間をお楽しみください。
ちなみに深夜でも行列ができてたりしますのでご注意ください。あと基本的に繁盛しているラーメン店なので電話等でのご予約も受け付けていないと思われます。