【笠岡市】気になっていた看板に誘われるがまま進んでみたら、笠岡の超メジャースポットにたどり着けました
4月末から5月にかけて国道2号線に突如現れる立て看板「菅原神社」。
笠岡市内から福山方面、金浦の入り口を越えてローソン手前、「生江浜」交差点にそれはあります。
日々の通勤で2号線を通る私にとっては、この時季の風物詩。毎年気になっていたものの、この交差点を曲がることはありませんでした。
なぜ、菅原神社に誘導しているの?
そもそも何があるっていうの?
わっかんないけど、思い切って看板に誘われるがまま行ってみたよ!
▼交差点を曲がって300mほど進むと…
すぐにネタバレ。
どうやら「カキツバタ」が見られるようです。
それはそうと、二股に分かれる道の手前に看板が設置されていたので、私は一瞬迷いました。左の細い道?と思うかもしれませんが、右の大きい方の道をまっすぐ進むのが正解。
▼さらに1km進むと、正面にまた看板が
「あと1kmね、余裕だわ」と思っていたら、この先の道がちょい狭かった!
しっかり前を見て、対向車に気を付けながら慎重に進みましょう。
運転が苦手な人は不安になるかもしれませんが、大丈夫、この道は路線バスも通っているんですよ。バスが通れて普通車が通れないことなどないはず。勇気をもってGOです。
▼あっという間に駐車場到着
ここまで「カキツバタ」として誘導してきたのに、急に「菅原神社臨時P」。
やはり「菅原神社」=「カキツバタ」なのですね。
駐車場はめっちゃ広くて10台は余裕。さらに満車時は奥50m先にも駐車場あり。この駐車場では足りない程の人が押し寄せるのでしょうか?
遠くに鳥居が見えます。
朝早いこともあり、この辺りの住民っぽい方がお散歩しているだけ。ほぼ貸し切り。参道をずんずん進んで、鳥居をくぐると…
何度も見たことあるぞ、この眼鏡橋。
菅原神社だったのか!!
小中学生の夏休みのお絵かき課題で、毎年絶対に誰かが描いていたあの風景。
「これはどこにあるんだろう?」
とずっと不思議だった。
長年の謎がようやく解けました。こんなところにあったのね。カキツバタと眼鏡橋、そりゃ絵になるわ。絵も描くわ。
噂によるとここのカキツバタは、約2000株にも及ぶそう。そんなに広い池ではないのでボリューム感が半端ない。満開になるともっと迫力があるんでしょうね。
しかも眼鏡橋は、岡山県の重要文化財(建造物)にも指定されています。水に隠れてよく見えませんが、実は半円ではなく全円(要はまん丸)アーチになっていて、全国的にも珍しいものだそう。
水面に映った影が眼鏡みたいに見えるだけじゃなくて、そもそも眼鏡型なんですね。地元吉浜村の石工さんが棟梁となって完成させたそうです。凄い技術。
カキツバタの写真を撮るだけじゃもったいない。せっかくなので、石橋を渡ってお参りしました。京都にでも来たような、みやびな雰囲気が心地よい。
その名の通り、御祭神はやっぱり菅原道真公。鳥居に掲げられた扁額(へんがく)にある「天満宮」の文字や、お賽銭箱に描かれた梅の紋を見て納得。
「文章が上手に書けるよう応援してください」とお祈りしてきました。
撮影時のカキツバタは咲き始めといった様子だったので、GWの終わり頃に満開になるのかな?
国道2号線に看板が出ている間が「カキツバタ見頃」の目印。
「菅原神社」の看板を見つけたら、交差点を曲がってみてくださいね。
菅原神社(すがはらじんじゃ)
住所:〒714-0074 笠岡市吉浜1661
駐車場:20台
御祭神:菅原道眞
御神徳:学業成就, 家内安全, 家業繁栄
笠岡市観光協会HP「またたび笠岡。」