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【笠岡市】蛇信仰の総本宮ともいわれる「道通神社」には白蛇さまのお家がズラリ!巳年の初詣にいかが?

いかごはんWebライター(井笠地区/笠岡市・里庄町・井原市・浅口市)

みなさん初詣はどこに行くか決まっていますか?

2025年は巳年なので「蛇信仰の神社にお参りしたいなぁ」と思っている方におススメの神社をご紹介します。

▼笠岡市横島にある「道通神社(どうつうじんじゃ)」

主祭神は、天孫降臨の際に道案内をしたと言われる「猿田彦命」。導きの神様であることから、交通安全祈願に訪れる方が多い印象の神社です。

知人は新車を購入すると必ずこちらでお祓いしていただくとか。他府県ナンバーの車もよくみかけるので地元だけではなく、広く人気があることがわかります。

一見すると蛇信仰に関係なさそうな神社ですが、トウビョウと呼ばれる白蛇の憑きものの祟りを鎮めるために岡山県で祀られている「道通様(どうつうさま)」という蛇神信仰の総本宮的な地位を占めているとか。

たしかに、境内には蛇モチーフの授与品や蛇神が多く祀られています。

▼神社への行き方

駐車場側から見た笠岡バイパス
駐車場側から見た笠岡バイパス

国道2号線や笠岡工業高校方面から神島大橋へ向かう道の途中に入口があります。笠岡バイパスの工事中ですが、橋の下をくぐるようにして駐車場へ入れますよ。

美の浜側にも参道がありますが、道も細くて車で上がってくるのは難しそう。

駐車場は台数を数え切れないほど沢山あります。それでも年始は周辺道路が渋滞するほど大勢の参拝客で賑わうので、時間に余裕をもってお詣りしましょう。

▼まずは拝殿にお参り

400年近い歴史があるといわれている神社だけに立派な拝殿。いつお参りしても綺麗に掃除されていてとても気持ちが良いです。

写真を撮り忘れましたが、私はいつも先にローソクを立てさせていただきます。

1本50円です。おつりは出ないので小銭を多めに持って行くと良いですよ。

拝殿前にある石像
拝殿前にある石像

蛇じゃないじゃん、天狗じゃん。

と思うかもしれませんが、主祭神である猿田彦命は天狗に似た外観だったようです。

拝殿まわりには白蛇らしきモチーフは見当たりませんがガッカリしないように。

▼次に摂社・末社へお参り

拝殿の右側には、摂社・末社が多く祀られています。一番手前の八幡神社からお参りしながら奥へ進んで行きましょう。

たくさんの神様が祀られていますよ
たくさんの神様が祀られていますよ

神輿殿
神輿殿

天鈿女命(あめのうずめのみこと)可愛い
天鈿女命(あめのうずめのみこと)可愛い

こちらにも猿田彦命(さるたひこのみこと)
こちらにも猿田彦命(さるたひこのみこと)

小さいながらも、学問の神様の「天満宮」や、良縁や技芸上達の「天鈿女命」などわかりやすく看板が出ています。気になるご利益の神様がいたら丁寧にお願いすると良さそう。

ここでもまだ、蛇神らしきものは見当たりません。

▼本殿の奥の細い道を進むと…

左手に「神使の山」、右奥に「稲荷神社」が見えてきました。

「神使の山」には、お家のような祠が山を囲うようにずらーーーっと並んでいます。

お家の中を覗いてみると、すべてに白蛇さま!圧巻。

道通様を信仰する方々によって奉納されたのでしょうか。

大きなものや子供みたいな小さな可愛らしいものまで。ひとつひとつ雰囲気が違うように感じます。

龍王社
龍王社

こちらのゾーンにはあちらこちらに蛇神が祀られているのでどちらにお参りすればよいのか迷うのですが、石造りの立派な祠があるこちらがメインなのかな?

二頭蛇
二頭蛇

賽銭箱や供物用の台もあり、こちらの二頭蛇も存在感がありますよね。

2001蛇神
2001蛇神

21世紀を祝って奉献されたもの。時代を超えて長く信仰が続いていることがうかがえます。

▼授与品も蛇に因んだものが沢山

授与品の一部
授与品の一部

さすが蛇信仰の総本山、蛇に関係する授与品が多くあります。

白蛇は弁財天の使いと言われているので「白蛇金運御守」など、金運上昇にご利益ありそうですよね!

年始はその他にも縁起物の授与品が沢山並ぶはずなので、ぜひご縁のある品を見つけてみて下さい。

スロープがあるので車椅子でも参拝できます
スロープがあるので車椅子でも参拝できます

道通神社(どうつうじんじゃ)

住所:〒714-0043 笠岡市横島1389

駐車場:あり

主祭神:猿田彦命、応神天皇

御神徳:交通安全、商売繁盛、家内安全

参考:笠岡市観光協会HP「またたび笠岡。」

Webライター(井笠地区/笠岡市・里庄町・井原市・浅口市)

大阪から笠岡市に移り住んで20年超。これまで職場との往復、家でゴロゴロしてるだけで気づけなかった笠岡市・里庄町の魅力を見つける旅に出ます。一緒にもっと笠岡市をはじめ、井笠エリアを好きになりましょう!高梁川流域ライター塾2023年度修了生。

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