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【大津市】コーヒーを科学する!素敵な古民家で絶品スイーツもいただけるイベントに密着レポート

Sari地域情報発信クリエイター・エシカルコンシェルジュ(大津市)

こんにちは、Sariです!今回はイベントレポートです!

先日大津市観音寺にあるCafe&Gallery「〇彌(わび)」さんのフリースペースにて、

「サイエンスコーヒーa to z」というイベントが行われ、参加してきました!

〇彌さんの建物は登録有形文化財に登録されており、趣のある家屋で予約制にてお料理の提供や宿泊にも対応されています。

今回、そんな素敵な〇彌さんのフリースペースにて、コーヒーイベントが行われました。

正面左が〇彌の清水さん、右が講師の青木さん
正面左が〇彌の清水さん、右が講師の青木さん

講師は青木恵美子さん。UCCドリップマスターの資格をもち、日々自宅でコーヒーの探求を深められていましたが、今回講師として知識と経験を皆さんに広められました。

講師と参加者全員の自己紹介のあと、講義に入っていきました。

参加者にはコーヒー初心者の方もおられたので、コーヒーの基礎知識から教わりました。

講義の後は、実践です。今回はハンドドリップで、青木さんが3種類の豆で5種類の淹れ方をされ、参加者みんなで試飲して、違いを味わいました。

コーヒーを淹れる前には挽く前の豆と、挽いた後の豆を回して見せていただき、香りの違いを確かめることができました。

それぞれ産地から焙煎度、精製方法など全て違うので、豆の大きさから色、香りまで全然違って面白かったです。

お湯の温度もそれぞれ変えて、淹れていかれます。

挽いた豆に最初に少しお湯を注いで蒸らすと、プクーっと膨れるのは豆が新鮮な証拠。

使用されているドリッパーはフラワードリッパーです。中心からゆっくりゆっくり注いで、出来ていく土手を崩さないように淹れていくことで、雑味や嫌な苦みが出ないそうです。淹れ方によって、途中から注ぐ速度を早めたりされ、コーヒーの奥深さを感じました。

(今回は深煎りの豆だからということで、浅煎りの場合は蒸らしても膨らまず、淹れる際も土手を崩して平らにドリップした方が良いとのことでした)

豆の上にできる泡はアクで、これを下に落とさないように淹れるのが美味しく淹れるコツだそうです。

最初にいただいたのはブラジルのキャラメラード。

お湯の温度が85度ということで、コーヒーの旨みが最大限引き出されています。

ペアリングで出されたのが〇彌さんお手製の濃厚ガトーショコラ。これがまたコーヒーに抜群に合っていて、一口食べてからコーヒーを飲むと、コーヒーがまた一段と美味しく感じられるという魔法のような体験をさせていただきました。

二杯目は同じブラジルのキャラメラードを、高温で挽き目も細かくして淹れてくださいました。苦味が強く出て、私は一杯目の方が好みでしたが、こちらの方が好きという方もいて、コーヒーは本当に好みが分れるなぁと思いました。

この時、シチリア産の岩塩を出してくださって、舐めてからコーヒーを味わうとまろやかに感じられるという面白い実験のようなことも行いました。

二杯目以降はテーブルの真ん中に置かれたおちょこサイズの器で好みのものを選んで、少しずつ試飲していきました。金継ぎされているものもあり、素敵な器ばかりでそちらも楽しめました。

3杯目のグアテマラは、一杯目のブラジルと同じ淹れ方で豆の違いを味わいました。

産地も違えば、精製方法も違います。こちらのグアテマラはウォッシュドという精製方法で、スッキリとした味わいになります。提供していただいたコーヒーは、個人的には一杯目よりは少し酸味も感じられ、爽やかな味わいでした。

合わせて出てきたスイーツは「甘湯葉の黒蜜がけ」。湯葉は豆乳を凝固させた時の上澄ですが「甘湯葉」はその時の底に出来るものだそうで、初めていただきました。

大豆の味が濃厚で、クセになる味わいでした。黒蜜の、コクがありながらもやさしい甘味がデザート感を添えて、上品なスイーツとなっていました。

4杯目はマンデリン。「スクリーンサイズ」といって豆の大きさを表すのですが、違いが分かるでしょうか。マンデリンはスクリーンサイズが20で、ブラジルの16と比べてずいぶん大きいですよね。その他の色々な要素を考慮する必要はありますが、豆が大きいのは優れたコーヒーと言えるそうです。

深煎りの個性的なお味で、個人的にはアリですが好みが分れるかもしれません。

そして5杯目がマンデリンをミルの一番細かいダイヤルで挽いたものを、100度くらいの高温のお湯でゆっくりじっくり淹れたもの。そして最後まで落としきらずに引き上げて、バニラアイスにかけていただきました。

そうするといわゆるアフォガートのようになるのです。ガツンと苦味のあるエスプレッソのような味わいになるので、甘いバニラアイスと絶妙にマッチして、美味しかったです。

参加者のみなさん真剣に、熱心に青木さんの講義と実演から学んでおられました。

最後にお土産にお豆をいただきました。私が今回一番美味しいと思った、ブラジルキャラメラードだったのでとても嬉しかったです。家で今回の講座を復習し、美味しく淹れてみようと思います。

このコーヒーイベントは連続講座になっていて、次回は2月の予定だそうです。また、今回使用された豆は京阪近江神宮前駅近くの「うたの珈琲焙煎所」さんの豆で、次回は草津駅前の「焙煎香珈琲」さんの豆を使用されるということです。

2回目からの参加ももちろん可能だそうなので、興味をもたれた方はぜひ次回から、参加してみてはいかがでしょうか。

コーヒーの奥深さが知れ、素敵な建物の中で美味しいスイーツもいただける、とても楽しいイベントでした。

[イベント名]サイエンスコーヒー
[次回]2月予定
[問い合わせ]青木恵美子さんInstagram〇彌さんInstagram

地域情報発信クリエイター・エシカルコンシェルジュ(大津市)

幼少から滋賀県大津市で育ち、二人の子供も大津で育て、子育て終了と共にこれからは多くの人に大津の魅力を伝えようと活動中。エシカルをライフワークに、こちらでは大津のエシカルなお店や人も紹介します。滋賀のローカルメディアLOMOREグルメライターの顔ももちます。グルメのInstagramアカウントは @sari_heart77 こちらもよろしくお願いします!

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