だんじりも駆けつけた!飲めや祝え、新たなる日本酒の聖地がここに【神戸市・灘五郷酒所】
日本酒好きなら誰もが注目している灘五郷。そんな日本酒の街で、今年1月にプレオープンをしていた「灘五郷酒所」がついに今日、本格オープンしました。
神戸市長の挨拶もあれば「だんじり」の太鼓が鳴り響くといった豪華なオープニング。ここ御影地区・弓場のだんじりが登場するのは実に三年ぶり。あいにくの雨で神輿もこの場から動けずでしたが、舞手さんと鳴り物部隊が賑やかしてくれました。
噂のニュースポット「灘五郷酒所」、密かに注目されていた場所とあってオープンから既にこんなにも華やかな盛り上がりっぷりを見せています。
何故ここまで注目されているのでしょうか?その理由は「灘五郷酒所」が、蔵の象徴的な復活から新日本酒時代への皮切りとなるべく始まった、一大プロジェクトでもあるからです。
五百余年もの歴史を持ち、変わらず伝統の味を守って日本酒を造り続けている剣菱酒造。一度は閉ざされたその元酒蔵(内蔵)に、再び命が吹き込まれて「灘五郷酒所」が誕生しました。
そのビジュアルや世界観も独特。世界最大級のコの字型カウンターは全長50メートルの長さを誇り、その両側に人々がずらり並んで日本酒を酌み交わす姿は圧巻です。
しかも、灘五郷にある全26蔵の日本酒を飲み比べ出来て、地元産の旬の食材で作られた料理も味わえる空間ともあれば、注目しない手はありませんよね。
「昨日の仕事終わりでサウナに泊まって、家に帰らずそのまま真っ先にここに来ました。さっき父と合流して飲み始めています」と話してくれたのは六甲アイランドから来たという中村さん。
今日の本格オープンを心待ちにしていたそうで、「一日一杯無料のサブスクプラン(※)があるみたいだから、それをやろうかと。仕事終わりにバス一本で来れる距離なんで」と嬉しそうです。
今日、ご挨拶をされていた剣菱酒造の白樫社長さんも「明日はフランスからお客さんが来るので、一緒に客としてここに来ます」と楽しそうです。近々オーストラリアからも来客があるとのこと。
「海外では、新しいアルコール類という認識で日本酒に興味を持ってくれていて。お酒は伝統だから、新しいものってなかなかないんですよね。なので、灘五郷酒所にぜひ来てみたいと」
近くは地域をつなぎ、遠くは国境を超えて。人々をここまで動かしてしまう魅力がある「日本酒」という存在の大きさは、ホントに計り知れません。
この近辺の街並みも、各酒蔵あっての価値ある伝統的空間です。昔ながらの空気感を感じ取りながら散歩したり酒蔵見学をして試飲を楽しんだりと、この街だからこそできる楽しみ方があります。
「お酒としての日本酒」というだけでなく、日本酒という存在があることで作り出されてきた文化、伝統、日本人としてのアイデンティティーに至るまでを知り得る、そんな深い体験ができるような仕掛けがここにはあるんです。
まずは「灘五郷酒所」へ行ってみて、そこで出会った人たちとお酒を酌み交わしてみてはいかがでしょうか。どんな素敵な出会いが待っているかは、行ってからのお楽しみですよ。
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灘五郷酒所
灘五郷酒所HP (外部リンク)
(※)サブスクプランなど色々ある「クラウドファンディング」実施中
場所:神戸市東灘区御影本町3-11-2
営業時間:12:00〜22:00
※ゴールデンウィーク中は、5月2日(月)を除く
4月29日(金)〜5月1日(月)、5月3日(火)〜8日
12:00〜22:00 (L.O. 21:30)
Google マップ (外部リンク)
(20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています)