AppleがiPhoneアプリの予約注文を開始。ゲームをリリース前から売ることが可能に
12月11日、AppleがiTunes App StoreにてiPhoneアプリ(ゲーム)の予約注文ができるサービスを開始しました。
App Storeでの予約と言えば昨年末にリリースされた『SUPER MARIO RUN(スーパーマリオラン)』の予約「通知」が記憶に新しいことでしょうが、今回は予約「注文」――つまり通知ではなくそのまま購入となります。
日本のApp Storeから予約注文ができるゲームアプリで実際に試してみたところ、有料アプリの場合は支払いの承認まで行われるかたちでした(料金の引き落としはアプリ公開時です)。
なお、誤って予約注文してしまった場合は、App Storeのアカウント設定のページからキャンセルすることができます。
ゲームの事前予約が変わる?
このAppleによる公式の予約注文システムが登場したことで、現在ゲームメーカーが行っている「ゲームの事前予約」という仕組みが変わってくることが予想されます。
ゲームの事前予約は報酬(ゲーム内アイテム)を約束することでリリース前からユーザーを獲得するためのものですが、リリースされてから実際にダウンロードするかどうかはユーザー任せでした。
しかし、今回のシステムであれば予約注文したユーザーに対してゲームのリリース時に通知が届き、なおかつゲームも自動でダウンロードされるため「取りこぼし」がありません(もちろん起動するかしないかはユーザー次第です)。
Appleの説明によると予約注文システムは全ての開発者が利用できるため、ゲームメーカーがこれまで通りの事前予約を続けるのか、それとも今回の予約注文に切り替えるのか注目です。